「パーパス」と「ミッション」の違いとは?
ビジネスでの使い方や例文など、分かりやすく解説していきます。
「パーパス」とは?
「パーパス」は英語の「purpose」です。
「purpose」という単語には、「目的、目標、意図」などの意味があります。
日本語に翻訳される場合は、「目的」とされることが最も多いのではないでしょうか。
ビジネスで使用される場合は、本来の目的を示す言葉として使われます。
目先の利益だけでなく、本来の目的に立ち返って考えるような場面で「パーパスをはっきりさせよう」などのように使用します。
しかし、いわゆるカタカナ英語ですので、頻繁に使用されるものではありませんし、積極的に使用する必要もないと言えます。
「ミッション」とは?
「ミッション」は英語の「mission」です。
「mission」という単語には、「使命、任務、役割」などの意味があります。
日本語に翻訳される場合は、「任務」とされることが多いと言えます。
ビジネスで使用される場合は、自分達の任務であることを強調する際に使われる言葉です。
たとえば「社会に貢献するのが私たちの任務です」や「使命です」とするよりも、「ミッションです」としたほうが、現代的な表現になるのです。
特に任務や使命と使い分ける必要はありませんが、「ミッション」を使用するほうが一般的だと言えるほど、ビジネスでも浸透している言葉なのです。
「パーパス」と「ミッション」の違い
それでは「パーパス」と「ミッション」の違いはどこにあるでしょうか。
「パーパス」は「目的」であり、「ミッション」は「任務」です。
そして「目的」と「任務」は違うものです。
「目的」を達成するために「任務」をすることがあります。
しかし、「任務」をするために「目的」を生みだすことはないのです。
この「目的」と「任務」の違いが、「パーパス」と「ミッション」の違いだと言えるのです。
「パーパス」の例文
「パーパス」を使用した例文を挙げます。
・『パーパスが不明確な仕事は失敗する』
・『パーパスをシェアするべきだ』
・『パーパスを見失っている』
・『パーパスのないところに健全なアウトプットはない』
「ミッション」の例文
「ミッション」を使用した例文を挙げます。
・『社会に貢献することが私たちのミッションである』
・『会社からのミッションで活動している』
・『私のミッションは重要なものだ』
・『あたえられたミッション以上の成果を出すしかない』
まとめ
このように「パーパス」と「ミッション」は、少し似ているカタカナ言葉です。
「パーパス」は「目的」であり、「ミッション」は「任務」です。
そして「目的」と「任務」は違うものです。
混同して使用しないように、十分に注意しましょう。