「でしょうか」と「ですか」の言葉の違いとは?使い方や例文など分かりやすく解釈

「でしょうか」と「ですか」の言葉の違いとは? ビジネス用語【二語】

「でしょうか」「ですか」の意味・使い方の違いについて、分かりやすく解説していきます。

「でしょうか」とは?

「でしょうか」とは、「人物の行動・物事の状況などに対する推量に基づく疑問文」を構成する連語の言い回しです。

「でしょうか」は疑問文をつくりますが、その原形は「でしょう」になります。

「でしょう」は、「断定」の意味を持つ「です」「推量」の意味を持つ助動詞の「う」を加えた言い方です。

例えば、「この調子なら勝利するでしょう」という文章は、「勝利するだろう」という推量を意味しています。

「でしょうか」というのは、「でしょう」「疑問」の意味を持つ助詞の「か」を加えた言い回しなのです。

「でしょうか」の使い方

「でしょうか」の使い方は、「話し手の推量に基づく疑問文」で使うという使い方になります。

例えば、「台風が来るので明日の学校は休みなのでしょうか」「彼女は本当に別れるつもりでしょうか」といった疑問文の例文で使用することができます。

「でしょうか」「推量」の意味を前提にした疑問文で使われます。

「でしょうか」「ですか」のような「断定に基づく事実についての疑問文」ではないので、文章全体のニュアンスが丁寧でソフトになるという特徴があります。


「ですか」とは?

「ですか」とは、「人物の言動・物事の状態などに対する断定に基づく疑問文」をつくる連語の言い回しです。

疑問文をつくる「ですか」の原形は、「です」になります。

「です」「今日は日曜日です・このスマホは新型です」のように「断定・事実の表現」の意味を持っています。

「ですか」というのは、「です」「疑問」の意味を示す助詞の「か」を付け加えた表現になります。

「ですか」の使い方

「ですか」の使い方は、「断定・事実を前提とする疑問文」で使うという使い方になります。

「~です」という事実を指摘する文章を疑問文にする場合に、「ですか」という連語を使うことができます。

例えば、「お子さんは小学生ですか」「この会社は株式会社ですか」「ここはどこですか」のような例文で使用されることになります。

「でしょうか」と「ですか」の違い

「でしょうか」「ですか」の違いについて説明します。

「でしょうか」「ですか」に、「推量」の意味を持つ助動詞「う」を加えた表現である違いがあります。

例えば、「明日も仕事ですか」という疑問文は、「明日に仕事があるのかないのか」という「断定的に事実について聞く疑問文」になります。

一方で、「明日も仕事でしょうか」という疑問文に言い換えると、「明日も仕事があるのだろう」という「話者の推量を前提としたやわらかいニュアンスの疑問文」になるという違いを指摘することができます。

そのため、「でしょうか」のほうが「ですか」よりも「丁寧でやわらかい語感・ニュアンスのある疑問文の言い回し」になるという違いがあるのです。

まとめ

この記事では、「でしょうか」「ですか」の意味や用法の違いを説明しましたがいかがでしたか?「でしょうか」のほうが「推量」の含意があるため、断定的な口調で問いかける「ですか」よりも丁寧な言い方になる違いがあります。

「でしょうか」「ですか」の違いについて詳細に調べたい場合は、この記事の解説をチェックしてみてください。