この記事では「ございますでしょうか」と「ございますか」の違いについて説明していきます。
「ございますでしょうか」とは?
「存在していますか?」「あるでしょうか?」と言った意味を丁寧に伝えたものなのですが、二重敬語になってしまうため、使うべきではない言葉です。
同じシチュエーションでは「ございますか?」と言いかえることが推奨されており、「ありますか?」ではやや丁寧さが薄れ、カジュアルな場で使う言葉に近くなります。
「ございますか?」と使うシチュエーションは目上の人にものが存在するかを尋ねるというケースで特に使う事があり、注意が必要になります。
「ございますか」で指す存在は時間、体積のあるもの、文章など「ある」という言葉全般となり非常に広範囲であると言えます。
接客で使うケースはあまり多くなく、「ほかに要望はございますか?」など対面接客での使用例が主に挙げられます。
「ございますか」とは?
「ありますか?」という意味の言葉をより丁寧にしたもので、「ございますでしょうか」の二重敬語をなくして意図を同じにしたものということができます。
敬語であり、店員に向かって使う場合相当丁寧な言葉づかいと取られる言葉と言えます。
主に使うシーンは目上の上司に尋ねるというところが挙げられます。
接客では理髪店での「かゆいところはございますか」などもイメージしやすい言葉ではありますが、接客のメインにおいて使われることはあまりないとも言え、希望や要望を聞いていき、目的に近づけていく際に使う言葉と言えます。
スーパーなどでの「袋はございますか」という聞き方も意図は同じです。
ただし買い物自体が客が物を探す状況にあることもあり、店員が頻繁に使う言葉ではありません。
「ございますでしょうか」と「ございますか」の違い
「ございますでしょうか」は「ございますか」を二重敬語にしてしまったもので、丁寧にしようという意図は伝わるものの間違った言葉遣いになります。
文書で書く際が特に気をつけるべきと言えます。
一方「ございますか」は問題なく使うことができます。
敬語ではあり、カジュアルな場であれば「ありますか」にしたほうが良いというケースもあるでしょう。
意味としては「ありますか」という意味になり、目上の人に使う言葉となります。
「2020年版の地図はございますか?」などという使い方になりある程度具体的に聞いたほうが伝わりやすい言葉ではありますが「お時間ございますか」というような使い方もあり、秒に使う範囲の広い言葉であると言えます。
「ございますか?」の前は相手にわかるようにものを伝える必要があるといえるでしょう。
まとめ
「ございますか」と「ございますでしょうか」は「ございますでしょうか」が二重敬語であり使うべきものではないという違いがあります。
意味としては「ありますか?」と丁寧に尋ねるというもので、あるの範囲は非常に広くなっています。
