「本件について承知いたしました」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「本件について承知いたしました」とは?
はじめに「本件について承知いたしました」の意味を解説していきます。
「本件」は、「この件」と同じ意味で使われる言葉です。
また、「承知」は「聞いて引き受ける」ことを示す言葉です。
これらのことから「この件は分かった」という内容を、丁寧な言葉で表現したのが「本件について承知いたしました」だと言えるのです。
「本件について承知いたしました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「本件について承知いたしました」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが上司から依頼を受けたとします。
依頼内容は細かいため、5分ほど説明を受けました。
このような場合には、「本件について承知いたしました、任せてください」と述べるとよいでしょう。
相手は、依頼された内容がしっかりと理解されたことを認識するはずです。
この言葉を使う場合の注意点は、抽象的になっていることです。
あなたの示す本件は、相手が思っている本件と合致しているのでしょうか。
確実な場合はよいですが、齟齬が発生する可能性があるのなら、この表現を使用するのは避けるべきでしょう。
「本件について承知いたしました」を使った例文
ここでは「本件について承知いたしました」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、承知した表現はバリエーションがあります。
状況に応じて柔軟に使い分けるとよいでしょう。
・『本件について承知いたしました』
・『本件について承知しました』
・『本件についてかしこまりました』
「本件について承知いたしました」の類語や敬語での言いかえ
それでは「本件について承知いたしました」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「本件について承知いたしました」の類似表現
まず「本件について承知いたしました」の類似表現について解説します。
「本件」は「当件」や「この件」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「本件について承知いたしました」の敬語表現
つぎに「本件について承知いたしました」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「本件についてかしこまりました」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「本件について承知いたしました」は、相手に自分が承ったことを返答する丁寧で便利な言葉です。
ただし、抽象的な表現の部分もあるので、状況によっては具体的表現に言い換えることも、検討するとよいでしょう。