「ご馳走様です」と「ご馳走様でした」の違いについての解説です。
「ご馳走様です」とは?
「ご馳走様です」は、食べ物を食べる前に述べる礼儀さそうです。
なので、この言葉はまだ、食事を食べる前であることを述べており、ビジネスにおいてはおごりという形で飲食を共にしようと誘われた状態化にあると考えてよいでしょう。
ここから、食事をとり終えると別の言葉に移行します。
「ご馳走様です」の使い方
ビジネスにおいては、相手からおごりを受ける行為すべてに対して、「ご馳走様です」という言葉を使います。
よって、食事をおごりで受ける行為も「ご馳走様です」で、上司のおごりで仕事で使用する筆記具をもらい受ける行為も「ご馳走様です」になります。
「ご馳走様でした」とは?
「ご馳走様でした」は、すでに食べ物を食べ終えたり、おごりを受けた状態にあるということです。
よって、この言葉が差す意味は、「ご馳走様です」という言葉の過去です。
過去を示すので、この言葉は絶対原則においては、おごりや食事を共にする行動を受けていないといけません。
「ご馳走様でした」の使い方
「ご馳走様でした」は、相手から食事を共にした、おごりで何かを受け取った後に使用します。
ビジネスにおいては相手から何か施しを受けたりした場合、施しが有益であれば、礼として、「ご馳走様でした」と過去形で施しが有益だったと述べるのです。
「ご馳走様です」と「ご馳走様でした」の違い
両者の違いは、これから進展しそうな事情であるか進展後であるかです。
「ご馳走様です」は、食事を共にするやおごりを受けるということに進展しそうな様子を指し、「ご馳走様でした」は、進展後です。
なので「ご馳走様です」と相手に述べても相手側が気が変わり、やはり、君とは食事を共にしない、おごらないとなれば、「ご馳走様です」は成立しません。
しかし、「ご馳走様でした」は、過去の行動がすべてなので、行動して見せているおごってい見せているわけですから、こちらは事実は変わらないので成立します。
まとめ
「ご馳走様です」は、ビジネスにおいては実は成立しないケースもあり得ます。
簡単に言いますとおごりという行為が不成立になった場合、最初に「ご馳走様です」と述べておごってもらえると踏んでいてもおごってもらえないとこの言葉は不成立になります。
しかし、「ご馳走様でした」は、行為に対する過去の話なのでおごりが成立しており、こちらは事実が覆りません。
したがって、「ご馳走様です」は事実が覆り、「ご馳走様でした」は事実が覆らないがゆえ、ビジネスでは、「ご馳走様でした」というお礼は、事実に対して絶対効果であると考えてよいでしょう。