裁判などで欠かすことができない重要な役割を担う「検察官」と「弁護士」。
この「検察官」と「弁護士」には、どのような違いがあるのか。
その点についてご紹介させて頂きます。
「検察官」とは?
「検察官」は、国家公務員です。
民間企業などに勤務する「検察官」はいません。
「検察官」と呼ばれる人はすべて国家公務員となります。
主に刑事事件に係ることが多く、被疑者の対する様々な業務を行います。
警察から送検された被疑者に対し事件の内容をより詳しく調べるほか、実際に操作を行うこともあります。
そして、その被疑者を起訴するか、しないのか、といった権限も与えられているのが「検察官」です。
「検察官」の場合、依頼人にあたる人物は存在しません。
しいて言えば、依頼人は国です。
そのため、被疑者一人一人に対し報酬が発生する仕事ではなく、国家公務員の給与で働く仕組みとなります。
「弁護士」とは?
「弁護士」は、民間の仕事です。
大手弁護士事務所などで働く「弁護士」の場合、サラリーマンのような働き方をしている人もいます。
また、個人事務所を経営している場合は、依頼人、一人一人に対し収入を得る形となります。
仕事内容は依頼人によって異なり、被疑者の弁護や交通事故、金銭トラブル、離婚などで裁判所に出向き依頼人の弁護を行います。
そのほか、「弁護士」の場合、法律全般に対する業務を担っているため、様々な相談を受けることも少なくありません。
企業の合併問題や個人の財産問題、相続問題など、法律に関する様々な仕事を受け収入を得ています。
「検察官」と「弁護士」の仕事の違い
「検察官」も「弁護士」も同じ司法試験を受ける必要があります。
一般的な流れとしては、4年制大学を卒業し司法試験を受ける形となりますが、司法試験の場合、必ず4年制大学を卒業しなければいけないということはありません。
法学部などに通わなくても独学で司法試験をパスすることが可能です。
合格後は、司法修習を1年受け、その後、「検察官」、「弁護士」、「裁判所」と別れ仕事につくことになります。
そのため、ここまでは、「検察官」も「弁護士」も同じです。
その後、「検察官」は国家公務員として被疑者の犯罪にかかわる業務を担い、「弁護士」は、依頼人を守るため、刑事事件も民事事件も取り扱うものとなります。
「検察官」と「弁護士」の仕事の違い(給料面の考察)
「検察官」は国家公務員です。
そのため、安定職とも言え階級が上がることで高収入を得ることが可能です。
一方、「弁護士」は、依頼人がいてこそ成り立つ仕事です。
そのため、決して安定職とは言えませんが成功すれば、軽く1000万円以上は稼ぐことが可能です。
まとめ
以上が「検察官」と「弁護士」の違いです。
同じ試験に合格し一緒に司法修習生として学んだあと、選ぶ職業の違いと言えるほか働き方も大きく異なるものとなります。
「検察官」は国家公務員として働き、「弁護士」はサラリーマンや自営業として働く。
この点に大きな違いがあります。