「申し入れる」と「申し出る」の違いとは?ビジネスでの使い方や例文など分かりやすく解釈

「申し入れる」と「申し出る」の違い ビジネス用語【二語】

「申し入れる」「申し出る」の違いについての解説です。

「申し入れる」とは?

「申し入れる」は、ビジネスにおいては、口頭という手段ではなく手紙や文章という方法で間接的に自分の考えなどを述べるという意味です。

そのうえで、自分の考えについては、否定的な意見や肯定的な意見のほか、なぜ、お給料が上がらないのかという現実的な意見までを手紙や文章という方法で間接的に当事者に知らせるのが「申し入れる」になります。

「申し入れる」の使い方

「申し入れる」は、面と向かって直接関係者に対して進言できない場合、手紙や書類のような文章で相手に察してもらうために行動することを意味します。

よって、「申し入れる」は、行動を指し、その行動は直接ではなく間接的に第3者に自分の意見を述べるという意味で「申し入れる」という言葉を使用します。


「申し出る」とは?

「申し出る」は、ビジネスにおいては口頭で自分から面と向かって直接関係者に意見することです。

意見する内容については、肯定的な意見や否定的な意見のほか、なぜ、給料アップしてくれないの?という疑問などを相手に直接ぶつけます。

相手に直接ぶつけるので、相手と口論になる可能性があるのが「申し出る」です。

「申し出る」の使い方

「申し出る」という行動に打って出るのは、自分の考えを通す場合に打って出ます。

そのため、この方法を取る場合、相手と口論になると踏んで、意見を「申し出る」という形で言葉を使用するのですが、問題においては、必ずしも自分の意見が通るとは限らない点です。

よって、意見が通らなかった場合、単に会社に敵対したという事実が残ります。

「申し入れる」と「申し出る」の違い

両者の違いは間接的に自分の要求を通そうとするか、口頭で直談判という方法で要求を通そうとするかです。

「申し入れる」は、手紙や書面にて間接的に自分の要求を通しますが、「申し出る」は、直談判で自ら、進言する形で自分の要求を通そうとします。

なお、両者とも要求が通るかは未知数です。

まとめ

「申し入れる」にしろ、「申し出る」にしろ、この両者の行動は自分の要求を通すということ他なりません。

そのうえで、「申し入れる」は方法が間接的なので面と向かって要望を進言していない分口論になりにくいです。

ただ、文面を当事者である第3者が閲覧しないと要求を出していることを理解してもらえないので、「申し出る」という方法を選択するのですが、「申し出る」は相手との直談判になるうえ、口頭なので言い争いに発展するケースがビジネスでは考えられます。

よって、この両者は、自分の要求を押し通すことについては同じですが、口頭で示すか書面で示すかによっては、争いになるのでどちらの方法で、会社や上司などに要求を押し通すかと考えるとよいでしょう。