この記事では、「テレビ記者」【てれびきしゃ】と「新聞記者」【しんぶんきしゃ】の違いを分かりやすく説明していきます。
「テレビ記者」とは?
事件・事故が起きた現場に飛んで状況を正しく伝えるのが「テレビ記者」【てれびきしゃ】と言います。
土砂崩れがあれば山へ行き、どのような規模でどのくらいの被害が出ているのか状況をよく観察したうえでリポートします。
リポートするときは安全を確保したうえで自分なりにうまく状況を伝えるため分かりやすい言葉で伝える必要性があり、素早く文章を考えて伝えられる能力が必要になるわけです。
事件が起きれば、関与したと思われる人物に会えるときは容疑者について聞き出したり、亡くなった人との関係性など具体的に聞きます。
近所を何軒かまわって最近の様子や気になっていたことを聞き出すなど現場から詳しくリポートしたことをまとめて視聴者へ情報を伝えるのが仕事です。
「新聞記者」とは?
新聞に記載するためニュースを深堀して記事にするべく今起きている情報を集めるのが「新聞記者」【しんぶんきしゃ】と言います。
警察が調べなかった内容に目をつけて、事件の真相について追求するため独自の調査を用いて解決に導けるよう深堀していきます。
容疑者の知られざる部分を調査したり、事件当日の動きや私生活で気になったことを調べて事件に関与したのか、本当は他に犯人がいるのではないかなど具体的に調べ上げて公正な立場から記事にしていくのが仕事です。
所属する勤務先は新聞社の編集局になり、経済、政治、文化など自分が得意とする分野から選んで記事を書くことになります。
政治なら政治家へ直接会って取材し、録音した音声を記事にしていき、見直して修正して新聞に載せるわけです。
「テレビ記者」と「新聞記者」の違い
「テレビ記者」と「新聞記者」の違いを、分かりやすく解説します。
事件や事故が起きたとき、現地で取材活動した後テレビ番組でいかにキャスターが読みやすいか想像しながらうまく原稿にまとめるのが仕事です。
視聴者に主婦層が多い時間帯の番組なら、芸能人や話題のお店のスタッフに会って情報を聞き出したり、噂となっている問題を起こす当人へ会って話を聞きだして番組に出演して、リポートしてきたことをうまくボードや画像を見せつつ知らせるのが役目です。
もう一方の「新聞記者」は、社会部では急に入ってきたニュースを素早く記事にするのが仕事であり、記者クラブを通さずまとめあげることがあります。
海外で活躍する「新聞記者」は現地に特化して、英語でインタビューして日本語に訳して記事にする者もいますし、自分が書いてみたいと思う事柄を取り上げて記事にする遊軍記者と呼ばれる記者もいます。
まとめ
どちらも世間をあっと言わせる問題が起きたとき、現場に飛んで事件・事故について知っていそうな人へインタビューして情報を聞き出すのが仕事です。
「テレビ記者」は、テレビで放送する番組で読み上げる原稿を書くのが仕事であり、「新聞記者」は新聞に載せる記事に特化して書く人と覚えておくといいでしょう。
