「調教師」と「厩務員」の違いとは?
それぞれの職業や仕事(ビジネス)を、分かりやすく解説していきます。
「調教師」とは?
はじめに「調教師」について解説していきます。
「調教師」は厩舎の代表を担う仕事です。
「厩舎」は競走馬の飼育や調教する場所を示します。
そして、厩舎には、様々な職業があります。
調教師、調教助手、厩務員、調教員です。
これらのトップにあるのが調教師です。
また、調教師になるには「日本中央競馬会」か「地方競馬全国協会」の試験に合格して、「調教師免許」を取得する必要があります。
そして、この試験は非常に難易度の高いものと言われています。
「調教師」の業務内容
それでは「調教師」の業務内容はどのようなものなのでしょうか。
「調教師」は、馬主から競走馬を預かり、馬の育成全般をマネジメントすることにあります。
そのため、厩舎における食事や世話、トレーニングなどの全てを管理し、コントロールするのです。
そして、厩舎における運営全般について、厩舎に属する人員の指揮命令も行います。
調教助手、厩務員、調教員など、配下で人員のコントロールも、調教師の仕事なのです。
「厩務員」とは?
つぎに「厩務員」について解説していきます。
「厩務員」は、調教師の指示のもとで、競走馬を世話する職業です。
だいたい1人で2頭程度を担当するのが、一般的なようです。
「厩務員」になるには、競馬学校の対象課程を卒業する必要があります。
競馬学校に入るだけでも非常に難易度が高く、年齢や体重などの条件も満たす必要があります。
「厩務員」の業務内容
それでは「厩務員」の業務内容はどのようなものなのでしょうか。
「厩務員」の業務内容は、競走馬のは日常生活の世話だと言えます。
調教助手や調教員がトレーニングを担うのに対して、身の回りの世話が「厩務員」の仕事なのです。
競走馬の食事管理、体調管理、厩舎の掃除などが業務に含まれます。
「調教師」と「厩務員」の仕事の違い
それでは「調教師」と「厩務員」の仕事の違いはどうなっているのでしょうか。
「調教師」は厩舎全般をコントロールする、厩舎の代表者です。
いっぽうの「厩務員」は競走馬の日常生活を世話する職業です。
そのため、調教師のほうがより権限が強いと言えます。
競走馬に関わる仕事に就くだけでも大変難易度の高いものです。
そのため、厩務員になるものも狭き門だと言えます。
しかし、その中でも、調教師になれるのは、ほんの一握りの人だけだと言えるでしょう。
まとめ
このように「調教師」と「厩務員」は、競走馬に関わっている人以外には分かりにくい職業です。
しかし、この二つの職業の業務内容は大きく異なり、それぞれに違った役割があるのです。
