「ファンドマネージャー」と「アセットマネージャー」という2つの職業は、投資家より集めた資金の運用に関連した仕事に携わっています。
2つの職業の違いや詳しい業務内容など、簡単に説明します。
「ファンドマネージャー」とは?
「ファンドマネージャー」の「ファンド」という言葉は「投資信託」という意味があり、分かりやすく言うと「投資のために集めたお金(資金)」のことを言います。
「ファンドマネージャー」は投資に関する専門家たちとチームを組み、チームの司令塔として資金運用を行うのが仕事です。
「ファンドマネージャー」の業務内容
詳しい業務内容は東京証券取引所が午前9時に開始するため、事前に情報収集や今後戦略を立てる必要があります。
そのため、仕事始めは早朝からでチームの司令塔としての役割を果たすため、指定の金融市場だけでなく世界に視野を広げてさまざまな金融市場についての知識や情報を収集する必要があります。
その後、チームで集まり専門家ごとに収集した情報を共有し、投資する銘柄の選定を行います。
投資金額が大きいため、必要な場合は投資先の会社へ足を運び、実際に企業の状態や社員の声などを銘柄選定の参考にするチームもあります。
「アセットマネージャー」とは?
「アセットマネージャー」の「アセット」という言葉は「資産」や「財産」、「資源」という意味があり、分かりやすく言うと「経済的に価値の高いもの」のことを言います。
「アセットマネージャー」は「経済的に価値の高いもの」つまりこの場合は不動産のことで、投資家から集めた資金を不動産投資で運用していくのが仕事です。
「アセットマネージャー」の業務内容
詳しい業務内容は簡単に言うと、3つの段階に分けられます。
1つ目は不動産の買付、2つ目は不動産の運用、3つ目は不動産の売却です。
不動産の買付は投資家のニーズに合わせた不動産を探し、買付を検討している不動産への投資家を勧誘するのも同時進行で行われます。
不動産の運用は不動産価値を向上させるための戦略や管理会社への指示などを行い、内容を分かりやすくレポートにまとめます。
不動産の売却は不動産価値を向上させた上で頃合いを見図り、最適なタイミングで売却し投資家への還元を行います。
この一環の流れを外注委託によって請け負っているのが「アセットマネージャー」です。
「ファンドマネージャー」と「アセットマネージャー」の仕事の違い
2つの職業の大きな違いは「ファンドマネージャー」が「金融市場」、「アセットマネージャー」が「不動産」というそれぞれの対象に投資を行うという点です。
そして、「ファンドマネージャー」は東京証券取引所で紹介される銘柄の中から投資先を選定するのに対し、「アセットマネージャー」は自分で投資するための不動産の買付や売却を行います。
まとめ
「ファンドマネージャー」と「アセットマネージャー」という2つの職業について、違いや業務内容など簡単に説明してきました。
ここで説明したそれぞれの職業の特徴を参考に、投資について興味のある人は違いについてポイント押えて覚えておきましょう。