「塾講師」と「家庭教師」の違いとは?職業や仕事(ビジネス)を分かりやすく解釈

「塾講師」と「家庭教師」の違い 職業の違い

「塾講師」「家庭教師」の仕事の違いはどこにあるのでしょうか。

今回は、「塾講師」「家庭教師」の違いについて解説します。

「塾講師」とは?

「塾講師」とは、「塾で学習を指導する職業」です。

小中学校や高校など法律で認められている学校教育とは別に私的に学習を指導する施設のことを「塾」といいます。

「塾講師」とは「学校の授業では足りない部分の補習や受験対策などを塾において学習を指導する仕事」です。

「塾講師」は一般的に「塾の先生」と呼ばれます。

学校で授業をする教師と同様に先生と呼ばれる職業ですが、私的な施設である塾で行われる指導は法律により内容が定められている公的な学校とは異なり自由に内容を決められます。

学校だけでは勉強量が足りないときや受験用にしっかりした指導が必要だと考える親が子どもを塾に通わせ、塾に集まった歳若い生徒たちに授業や講義といった形式で学習指導します。

「家庭教師」とは?

「家庭教師」とは、「個人宅に訪問して学習を指導する職業」を意味する言葉です。

勉強を教わるときは校舎など専門の施設に教わる側が集まり集団で学習指導を受けるのが一般的ですが「家庭教師」の場合は教える側が自宅にやって来て指導するのが大きな特徴です。

簡単にいえば「学習指導のデリバリー」が家庭教師であり通常は他者を交えず指導者と生徒が一対一で指導します。


「塾講師」と「家庭教師」の仕事の違い

「塾講師」「家庭教師」はどちらも学習指導を専門とする教育職ですが「学習指導する場所」に違いが見られます。

「塾講師」が塾にやってくる生徒を相手に授業するのに対し、「家庭教師」は教える側が教わる側の自宅に直接出向いて学習を指導するというまったく別の働き方です。

「塾講師」は基本的に塾を経営する企業に雇われて働きますが「家庭教師」は生徒の親に直接雇われたり家庭教師派遣の専門が社と契約を結んだりなど雇用関係も異なります。

「塾講師」は一人で複数の生徒を受け持ちますが「家庭教師」は一対一が基本です。

指導方法も大勢に教えるのと個人で教えるのには大きな違いがあり異なる技術が求められます。

「塾講師」と「家庭教師」の仕事の違い(給料面の考察)

「塾講師」の平均年収は350~450万円、「家庭教師」の平均年収は300~400万円です。

どちらもあまり年収は高額ではありませんが、これは学生がアルバイトで働くケースが多いことが影響しています。

アルバイトの時給で比べると塾講師は1200~1800円、家庭教師は1500~3000円とかなりの高水準です。

どちらの仕事も指導実績により評価が変わるので名門校への合格者を多数輩出するなどの高い実績を持つ人だと年収はさらにアップします。

独立開業に成功すれば年収は1000万円を超えます。

まとめ

同じ勉強を教える仕事でも「塾講師」「家庭教師」では仕事のスタイルが大きく違います。

待遇だけでなく仕事のやり方や指導方針なども考慮してどちらの仕事が自分にふさわしいか判断してください。