「地方競馬の騎手」と「中央競馬の騎手」の仕事の違いを分かりやすくお伝えします。
仕事選びのヒントにしてください。
「地方競馬の騎手」とは?
地方競馬の騎手は、NARこと地方競馬全国協会に所属している選手のこと。
北海道にある帯広競馬場や、埼玉県にある浦和競馬場、佐賀県にある「さが競馬場」などで騎手をつとめる人をいいます。
地方競馬場は週末のみならず平日も開催しているので、全国の競馬ファンにとってはたまらない場所です。
地方競馬の騎手になるには、地方競馬教養センターに入所して、およそ2年間の訓練を受けます。
馬屋のある寮にはいって、早朝から夕方までトレーニングや馬にまつわる勉強をします。
その後、専門の試験を受けて合格したあと、今度は2年の養成課程に入ります。
厳しい道をクリアした人のみが、憧れの地方競馬の騎手になれます。
「中央競馬の騎手」とは?
中央競馬の騎手とは、JRAこと日本中央競馬会に所属している選手のこと。
中山競馬場などJRAが管理しているレース場で、騎手をつとめる人をいいます。
JRAのレースは、おもに土日や祝日の週末に開催されています。
中央競馬の騎手になるには、競馬学校と呼ばれるスクールに入学します。
寮生活を送りながら、およそ3年間にわたって専門のカリキュラムを受けます。
訓練を積んだあとJRAの試験を受けて合格すると、ようやく中央競馬の騎手になれます。
ちなみにトップ騎手として有名な武豊選手も、競馬学校の卒業生です。
「地方競馬の騎手」と「中央競馬の騎手」の仕事の違い
「地方競馬の騎手」と「中央競馬の騎手」の大きな違いは、どの競馬場でレースをおこなうかです。
地方競馬の騎手は、全国各地にあるレース場をわたり歩いて仕事をします。
騎手は新幹線や飛行機で地方を移動し、馬は専用のトラックに載せて連れて行きます。
そして中央競馬の騎手は、およそ10か所あるJRAの競技場でレースをおこないます。
札幌競馬場や阪神競馬場、小倉競馬場など、全国あらゆる地点にレース場があるので、こちらも移動は必須です。
地方競馬の騎手は平日そして休日どちらも出場します。
中央競馬の騎手は土日や祝日がメインなので、レースのある日とない日の差が激しいです。
「地方競馬の騎手」と「中央競馬の騎手」の仕事の違い(給料面の考察)
「地方競馬の騎手」と「中央競馬の騎手」の給料は大きく異なっています。
地方競馬の騎手は年収が300万円から500万円くらいです。
一方で中央競馬の騎手は1,000万円から1,500万円くらいです。
売れっ子になると、これより稼ぐこともあります。
収入アップを見込んで、地方競馬から中央競馬のジョッキーに転身するケースも増えています。
まとめ
「地方競馬の騎手」と「中央競馬の騎手」の仕事の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも憧れの仕事です。
地方競馬の騎手は、NARのレース場で騎手をつとめます。
中央競馬の騎手はJRAのレース場で活躍しています。
未来の職種選びのヒントにしてください。