「裁判所事務官」と「検察事務官」の違いとは?職業や仕事(ビジネス)を分かりやすく解釈

「裁判所事務官」と「検察事務官」の違い 職業の違い

世の中にある職業の中で日常生活を送る上ではあまり馴染みのない職業もあります。

その中に「裁判所事務官」「検察事務官」というものがあります。

これらはどのような職業で、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「裁判所事務官」「検察事務官」について紹介します。

「裁判所事務官」とは?

「裁判所事務官」は裁判所に配置されます。

各裁判所の組織は、大きく裁判部門と司法行政部門というものに分けられます。

「裁判所事務官」はそれぞれの部門に配置され、裁判部門では各種裁判事務を行ない、司法行政部門では事務局(総務課、人事課、会計課など)が設置され、裁判部門の支援に当たる業務を行っています。

「裁判所事務官」の業務内容

「裁判所事務官」の業務内容としては、裁判所書記官の下で業務を行ない、法廷当事者の出頭確認や法廷での手続き案内、また裁判に関連する書類の作成および送付といった業務を行っています。


「検察事務官」とは?

「検察事務官」は検察庁に配置されます。

検察庁の組織は大きく捜査公判部門・検務部門・事務局部門というものに分けられ、「検察事務官」はそれぞれの部門に配置されます。

「検察事務官」の業務内容

「検察事務官」の業務内容としては、捜査公判部門では捜査事務(刑事事件や交通事件の調書の作成など)や公判事務(事件記録や証拠品の精査や公判日程の関係各所への連絡調整など)を行っています。

検務部門では事件事務・令状事務・証拠品事務・執行事務・徴収事務・犯歴事務・記録事務を行っています。

事務局部門では総務・事務・会計事務を行っています。

「裁判所事務官」と「検察事務官」の仕事の違い

「裁判所事務官」「検察事務官」の違いとしては配置される場所があります。

「裁判所事務官」は裁判所、「検察事務官」は検察庁にそれぞれ配置されます。

仕事の違いとしては細かい部分はもちろん違いはありますが、裁判所・検察庁の中での支援業務という意味では似たような業務内容になります。

「裁判所事務官」と「検察事務官」の仕事の違い(給料面の考察)

総合職と一般職によってや最終学歴によって差は出てきますが、人事院発表令和3年国家公務員給与等実態調査を参考に算出すると、「裁判所事務官」は平均給与月額で約40万円となります、そしてボーナスに当たるものは月額の約4.5か月分となります。

「検察事務官」も同程度となります。

まとめ

「裁判所事務官」「検察事務官」の仕事の違いや業務内容について説明してきましたがご理解いただけましたでしょうか。

どちらも日常生活においては馴染みの少ない職業ですが、どちらも私たちが平穏に過ごす上で欠かせない職業です。