「消費生活アドバイザー」と「消費生活相談員」の仕事の違いを学んでいきます。
仕事選びの参考にしてください。
「消費生活アドバイザー」とは?
消費生活アドバイザーとは、メーカーとお客さんをつなぐ人のこと。
商品にまつわる苦情に真摯に向き合い、お客さんの悩みを丁寧に聞きとる仕事をおこないます。
街の人たちが安心して買い物できるように、水面下でお手伝いしている仕事です。
消費生活アドバイザーになるには、消費生活アドバイザーの試験を突破することが必須です。
この試験では、消費や商品にまつわる問題が出され、合格率はおよそ40%前後となっています。
この資格を持っていると、企業のお客様相談室やマーケティング部門で働くことができます。
伸びしろの大きな仕事です。
「消費生活相談員」とは?
消費生活相談員とは、国民生活センターの相談員をあらわします。
消費者の相談に耳を傾けて、その内容をまとめ適切な対応を取るのがおもな仕事です。
全国にある消費生活センターが勤務地となります。
消費生活相談員になるには、消費生活相談員または消費生活アドバイザーの資格を持っていることが必須です。
消費生活相談員は国家資格で、所定の試験に合格することが求められます。
合格率はおよそ30%前後です。
国家資格のひとつです。
「消費生活アドバイザー」と「消費生活相談員」の仕事の違い
「消費生活アドバイザー」と「消費生活相談員」はどちらも、消費者の問い合わせに答える仕事です。
一般的に消費生活アドバイザーは民間企業に、消費生活相談員は国や地方公共団体の国民生活センターで働きます。
消費生活アドバイザーはメーカーに勤務して、消費者の意見や苦情に耳をかたむけるのがおもな仕事です。
このときのやり取りが、未来の商品化に役立つこともあります。
そして消費生活相談員は全国の消費者センターにて、消費者トラブルにあたります。
おもに買い物時のトラブルに耳を傾けて、適切な解決策をアドバイスしていきます。
また具体的な事例をとりまとめて、国や地方自治体に報告もおこなっています。
「消費生活アドバイザー」と「消費生活相談員」の仕事の違い(給料面の考察)
消費生活アドバイザーの平均年収は、150万円から300万円くらいです。
勤め先のメーカーによっても、その内容が異なっています。
そして消費生活相談員の給与は、およそ260万円くらいです。
月収に換算すると、20万円くらいになります。
民間企業の場合は、これに色々な手当がプラスされます。
まとめ
「消費生活アドバイザー」と「消費生活相談員」の仕事について見ていきました。
どちらも消費者の相談にのる、大切な仕事です。
苦情に耳を傾けなくてはいけないため慣れるまでが大変ですが、その分大きなやりがいがあります。
それぞれの業務の差を知って、スキルアップに役立ててみてください。