この記事では、「インテリアデザイナー」と「空間デザイナー」【くうかんデザイナー】の違いを分かりやすく説明していきます。
「インテリアデザイナー」とは?
部屋の全体的なデザインを始め、住む人が希望する演出を考えて提供するのが「インテリアデザイナー」です。
壁、床、天井など全体的な内装をバランスよく考えたり、建物全体に目を向けて演出するわけです。
部屋の内装を考えたら、内装にかかる材料の費用を計算して理想的な予算内で仕事することが求められます。
提案する内容が決まったときは客に契約の案件を分かりやすく説明するわけです。
「空間デザイナー」とは?
部屋にちょっとした美術品を取り入れることで、内装をより華やかにしたり、魅力的にして提供するのが「空間デザイナー」【くうかんでざいなー】です。
例えば、ブロンズ像をマンションの顔でもあるロビーに置くことで建物自体に高級感を出したり、人が入りたくなる装飾を店に置く、棚の位置、天井を高く見せる空間演出を考えるのが仕事です。
個人宅からホテルなど幅広い建物の空間を担当し、室内を広く見せる能力が求められます。
「インテリアデザイナー」と「空間デザイナー」の違い
「インテリアデザイナー」と「空間デザイナー」の違いを、分かりやすく解説します。
住む人の好みに合わせて内装をより近いデザインにするのが「インテリアデザイナー」の仕事であり、お洒落で快適に過ごせるように予算内で考えます。
室内にカビが生えにくい、この柄であれば子供が部屋で楽しく過ごせると提案するのが仕事です。
一方の「空間デザイナー」は、装飾品をどこに設置すればよりスペースの品格を上げられるか、部屋を広く見せられるかを考えて提案するのが仕事になり、うまく空間をクライアントが求めるようデザインします。
「インテリアデザイナー」の例文
・『快適に暮らせるようインテリアデザイナーは客からの提案をしっかり聞き入れたり、相談にのることが必要だ』
自分の提案だけでなく、客がここはこのような色の壁紙にしてほしい、風呂場はこのタイルがいいなど聞きいて、理想的なものにすることが必要です。
・『いくつも部屋の内装を担当するインテリアデザイナーはプレゼンテーション能力が問われる』
多くの人の意見を聞き入れたり、納得する内装を考えてうまく機能性や魅力を伝えられる能力を持つことが必要です。
「空間デザイナー」の例文
・『空間デザイナーはスケジュールの管理が得意で、素早く現場に行って対応できる体力がある人が向いている』
現場に行き、臨機応変に対応できる体力がある人で、業者の工事予定をうまく組める人が向いている仕事です。
・『現場の即戦力になる空間デザイナーを目指すなら、資格を取得するため学ぶことが必要だ』
最近は、在宅でも短期間で学び、空間ディスプレイデザイナーの資格を取得することが求められます。
まとめ
どちらも、現状を住む人の好みに合わせてより理想的なものにして住む人や使う人に提供します。
この2つの職業は建築業界にはなくてはならないものであり、何十年先も考えてデザインすることが求められるものになるでしょう。
