「行政書士」と「社労士」の違いとは?職業や仕事(ビジネス)を分かりやすく解釈

「行政書士」と「社労士」の違い 職業の違い

「行政書士」「社労士」について、職業上の違いについての解説です。

「行政書士」とは?

「行政書士」は、行政に提出する書類の作成が主なお仕事です。

たとえば、結婚届けや離婚届けの書類作成を代行したり、書類に不備があり、突き返されるというような個人が提出するべく行政に対する書類を代行するのが「行政書士」のお仕事です。

ちなみに、書類の作成については個人でも実は書類の作成は可能で、自治体によるのですが、受理されることがあり、別に「行政書士」が作成した書類でないと行政が受理しないというわけではありません。

「行政書士」の業務内容

「行政書士」は、書類の作成が業務なのですが、書類に記す内容が分からないという場合の相談をすることが可能で、「行政書士」の資格を持つ方の力を借りつつ書類に必要事項を記載するという業務も担います。

なお、行政に提出する書類は個人でも作成は可能ですが、おそらく、自治体によっては、行政に提出する書類の専門家の書類でないと受理しないというケースもあるので自治体に提出する書類は「行政書士」の方の力を借りて作り上げる方が無難です。


「社労士」とは?

「社労士」は、労働に関する書類の作成を行います。

つまり、労働者側が企業に対して、これは、間違っているのでは?労働違反になるのでは?という問題が生じた際、間に入り労働者と企業間に生まれた紛争の解決を図るのが主なお仕事の役割になります。

「社労士」の業務内容

「社労士」の業務内容は、労働者個人と雇用企業側の労働環境に関する紛争を解決することが主な業務です。

たとえば、労働者に適応されるはずの保険の問題、労働時間外の労働のように、労働に関するこれは間違いなのでは?屋」労働法に反するのでは?という問題の解決を図るのが業務になり、労働者側から相談があって機能するお仕事です。

「行政書士」と「社労士」の仕事の違い

両者の違いは、民間人の個人的な問題の解決を図る仕事であるか、労働者と企業という間の問題の解決を図るかです。

「行政書士」はいわば、民間人個人の問題の解決を図ることで離婚だったり、結婚という個人の問題の解決を行います。

一方、「社労士」は、労働者側と雇い入れている企業の間に生じた問題の解決を図ります。

まとめ

「行政書士」ですが、民間から企業に対して個人的な問題を解決する場合もあるのですが、ここでは、あえてわかりやすくなるよう、個人同士の問題という感じで個人間のトラブルの解決を図るとしました。

一方、「社労士」は、労働者と、その労働者を雇い入れる企業との間でのトラブルの仲介や改善を図るとしました。

おそらく、このように考えたほうが両者の違いが分かりやすく、かつ、だれに対して機能する法律を生かしているかが分かると思われます。

「行政書士」の場合個人が別の個人に対して、または、個人が企業に対して機能する法律を生かして問題解決、「社労士」は、労働者という立場で、個人と、会社に対して機能する法律と考えたほうが分かりやすいとしました。