「警察行政職員」と「警察官」は同じように警察という大きなくくりの職業のうちの2つであり、違いを正確に説明できる人は多くありません。
この2つの職業の業務内容や違いなどを簡単に説明します。
「警察行政職員」とは?
「警察行政職員」は事件の捜査を行う人や地域の循環、治安を見守る人とは違い、そういった仕事を事務的にサポートしている職業です。
行政面で警察を支えているとも言われており、目立たない職業ではあるものの重要な業務を果たしています。
「警察行政職員」の業務内容
詳しい業務内容は、警察に勤める人たちの給与関連の処理や福利厚生の手続きといった一般企業の総務で行われることも「警察行政職員」が行っています。
その他、風俗営業をするお店や銃砲、交通関連での許認可の処理を行うのも業務の1つです。
中には捜査に必要な犯罪統計書類の作成、備品や警察署内の設備の管理など、警察に勤める人たちが過ごしやすい環境を整える役目もあります。
「警察官」とは?
「警察官」は身近でよく目にする犯罪捜査やパトロール、交通管理などを行う職業です。
「警察官」にもさまざまな部署や業務があり、部署ごとに業務内容をわけて地域の治安を守っています。
「警察官」の業務内容
詳しい業務内容は「警察官」にはさまざまな部署が設けられており、大きく分けて「地域警察」「交通警察」「生活安全警察」「刑事警察」「公安警察」という5つの「警察官」がいます。
「地域警察」は一番身近にある交番のおまわりさんのことで、地域のパトロールをしたり、落とし物の管理や紛失物の届け出を受ける窓口にもなっています。
「交通警察」も「地域警察」と同じく身近な存在で、交通事故等の捜査や交通違反と取り締まり、交通安全教室の開催、運転免許所の更新に関する事務処理などを業務としています。
「生活安全警察」は盗難や詐欺、少年犯罪など地域に密着した犯罪を担当する部署です。
「刑事警察」はテレビでもよく目にする警察官で、刑事とも呼ばれています。
事件の捜査を行い、犯人を見つけ出して解決へ導くことを業務としています。
「公安警察」は他の部署が地域や県内であるのに対し、国家の安全を守っている部署です。
それぞれに国民の安全と平和を守るために日々重要な業務を行っています。
「警察行政職員」と「警察官」の仕事の違い
「警察行政職員」と「警察官」の大きな違いは「警察行政職員」が警察署内で業務を行うことで安全を守る職業であること、「警察官」が警察署内での業務もあるものの外へ捜査に出たり、パトロールをしたりして市民や国民の安全を守る職業です。
業務内容は大きく違いますが、お互いがサポートすることによって日本の治安や安全を守っています。
まとめ
ここでは「警察行政職員」と「警察官」という2つの異なる職業について、業務内容や違いなど簡単に説明してきました。
「警察行政職員」は警察内の事務管理を行うエキスパート、「警察官」は事件の捜査や地域の治安を守るために外で行動する捜査員という違う業務を担っています。
2つの職業の違いを自分の知識の1つとして覚えておきましょう。
