「ツアープランナー」と「ツアーコンダクター」の仕事はどこが違うのでしょうか。
今回は、それぞれの仕事内容の違いについて解説します。
「ツアープランナー」とは?
「ツアープランナー」とは、「ツアー旅行を企画し具体的な内容を考える職業」です。
ツアー旅行の旅程を考える旅行企画の専門家が「ツアープランナー」です。
どこに行くのか、どんな交通手段を利用するのか、どこに宿泊しどこで食事するのかなどツアー旅行の企画から具体的な交渉および宿や切符の手配までパッケージとしてのツアーの全てを考えるのが「ツアープランナー」の仕事です。
魅力的なツアーを考え多くのお客様を集めるのが「ツアープランナー」の役割であり、観光スポットや交通手段等旅行に関する深い知識が求められます。
「ツアーコンダクター」とは?
「ツアーコンダクター」とは、「ツアー旅行に帯同し参加したお客様を案内する職業」です。
「ツアーコンダクター」は旅行当日にお客様を案内したり観光スポットの入場手続きをしたりといった現場実務を担当する添乗員です。
安全で快適な旅を実現するためにツアー全体を監督しトラブルのない楽しいツアーになるよう気を配ルのが仕事です。
観光スポットや名所旧跡の案内や解説以外にも宿のチェックインや食事の手配、スケジュール全体の時間管理や参加者の誘導などツアー全般をまとめる重要な仕事を任されています。
「ツアープランナー」と「ツアーコンダクター」の仕事の違い
「ツアープランナー」と「ツアーコンダクター」は「旅行に帯同するか」です。
「ツアープランナー」はツアー旅行を企画し日程を組み宿や観光地と交渉してツアー旅行プランを作成するまでが仕事で旅行には帯同しません。
「ツアーコンダクター」は旅行会社が募集したツアー旅行に帯同し参加者を引率するのが仕事でツアー旅行の企画内容には基本的に関わりません。
ツアー旅行を考える仕事が「ツアープランナー」、ツアー旅行に帯同し現場で直接参加者を管理するのが「ツアーコンダクター」という違いで区別されます。
「ツアープランナー」と「ツアーコンダクター」の仕事の違い(給料面の考察)
「ツアープランナー」の平均年収は400~450万円、「ツアーコンダクター」の平均年収は350~400万円となっています。
一般的な旅行会社では旅行に関する豊富な知識とアイデアが求められる「ツアープランナー」のほうが「ツアーコンダクター」よりも上の立場であるのが給料面で差がつく理由です。
実際の旅行会社ではたらくスタッフは「ツアープランナー」と「ツアーコンダクター」を兼務している人も多く、自分で企画したツアーを自ら案内する人もいます。
まとめ
「ツアープランナー」と「ツアーコンダクター」はどちらもツアー旅行には欠かせない職業ですが役割は大きく異なります。
トップクラスになると多くのファンが付き内容よりも名前だけで申し込みが埋まる隠れたスター職なので旅行業界に興味のある方は仕事内容就いて詳しく調べてみてください。