洋服に関する仕事「ファッションデザイナー」と「スタイリスト」はどう違うのでしょうか。
今回は、それぞれの仕事内容と違いについて解説します。
「ファッションデザイナー」とは?
「ファッションデザイナー」とは、「洋服などファッションアイテムをデザインする職業」です。
洋服や服飾関連の小物など「ファッションアイテムの新しい形や色を考案し製品として世に出す仕事」が「ファッションデザイナー」です。
これまでになかった新しいデザインを要求されるので既成概念にとらわれない自由な発送とこれまでに積み重ねられてきたファッションデザインの知識の両面が求められます。
洋服会社やファッションブランドのデザイン部門に所属し新しく発売するアイテムのデザインを手がけるほか、独立し企業からの依頼を受ける形でデザインを発表したり個人でブランドを立ち上げたりとセンスと才能を活かして働く仕事です。
「スタイリスト」とは?
「スタイリスト」とは、「個人に似合う洋服を選びコーディネートする職業」です。
「スタイリスト」というのは簡単にいうと「洋服を提案する仕事」です。
主な顧客はモデルやタレントなど芸能関係者で、契約を結んだ依頼主に対し人前に出るときに着用する衣装を提案したりコーディネートを考えたりするのが「スタイリスト」の役割です。
洋服だけでなく靴やアクセサリーなどトータルでコーディネートを考えるためファッションの幅広い知識とトレンドをいち早く抑える鋭い感性が求められます。
コーディネートを提案するだけでなくブランドや企業と交渉して衣装を借りたり購入したりして実際に着用する衣装を依頼者に直接提供するのも大切な仕事です。
「ファッションデザイナー」と「スタイリスト」の仕事の違い
「ファッションデザイナー」がファッションアイテムを新しく作り出す仕事なのに対し「スタイリスト」は既製品を組み合わせてスタイルを提案するのが仕事という違いで区別されます。
ファッションアイテムを創作し市場に供給するのが「ファッションデザイナー」、市場に供給されたアイテムを入手し顧客に提供する仲介役が「スタイリスト」という違いで区別されます。
「ファッションデザイナー」と「スタイリスト」の仕事の違い(給料面の考察)
「ファッションデザイナー」の平均年収は450~600万円です。
センスや才能によって収入が変わる仕事なので働き方によって収入にも大きな開きがあります。
駆け出しの期間は薄給ですが自分でブランドを立ち上げ人気を集める世界トップクラスになると年収は数十億円に達します。
「スタイリスト」の平均年収は300~450万円です。
契約を結ぶ人数によって収入は変わりますが物理的に担当できる人数には限界があるため、ある程度知名度が高くなるとスタッフを雇い仕事を任せて経営者に転身するケースが多く見られます。
まとめ
同じファッション関連の仕事でも「ファッションデザイナー」と「スタイリスト」では仕事内容がまったく違います。
将来ファッション業界への進路を検討しているならどのような形で業界に携わりたいのかよく考えて仕事を選んでください。
