「貴誌」と「弊誌」の違いとは?ビジネスでの使い方や例文など分かりやすく解釈

「貴誌」と「弊誌」の違い ビジネス用語【二語】

この記事では「貴誌」「弊誌」の違いについて説明していきます。

「貴誌」とは?

雑誌について使う「あなた」という意味で、読者として見た場合、基本的にすべての雑誌を貴誌とすることができ、読者の意見などで「貴誌を拝見して非常に感銘を受けました」などの使い方ができます。

雑誌社から見た他者の雑誌も全て貴誌とすることができます。

同じ雑誌社内でも別の雑誌では貴誌と使うことがありえますが、もともと外部の目に触れる形で使われる言葉とはいい難く、例えば雑誌の20周年記念などのお祝いとして使うことがある程度と言えます。

また、雑誌としては編集部を指すケースもある点で貴誌という言葉が頻繁に使われていない部分ではあります。

機関誌に対しても使うことが可能な言葉です。

インターネットのホームページには使えませんが、雑誌を名乗っている場合は使えないことはありません。

貴誌という言葉を最も見かけるケースとしては雑誌の記事に書かれた人がに対して訂正を求めたり裁判になった際にその雑誌を指す際「貴誌の記事には誤りがあったと考えられ」などいう文章ということが出来るでしょう。

「弊誌」とは?

自分たちの雑誌という意味で、雑誌社の編集部から見たその雑誌ということになります。

巻末の編集者コメントで「弊誌も300号を迎えることが出来ました」などという使い方が見られます。

「弊誌では投稿記事を募集しています」という使い方は必ずしもするとは言えず、「月刊〇〇では投稿記事を募集しています」というように雑誌タイトルを明記するケースがあります。

同じように「弊誌を定期購読するには」という文章も雑誌タイトルを弊誌の代わりに使うことが多いと言えます。

弊誌という言葉を使えるのは雑誌の中身・文章を作ることに関わる人だけということができ、読者が弊誌ということはありません。

雑誌作成に関わる人でない限りはあまり頻繁に目にする言葉ではないということが出来るでしょう。


「貴誌」と「弊誌」の違い

「貴誌」は読者として考えた場合すべての雑誌があたり、「あなたの雑誌」という意味あいになります。

「弊誌」「わたしの雑誌」という意味にあたり、この言葉が使える立場にあるのはその雑誌の編集部または雑誌社のみということができます。

読者が感想でその雑誌を指す場合は「貴誌」という言葉を使うことが出来ますが、「前号」なども使えるため使用ケースが少ない言葉と言えます。

「弊誌」という言葉はイレギュラーなケースではありますが雑誌の方針を伝えるケースなどで使うことがあります。

まとめ

「貴誌」「弊誌」は使うシーンの少ない言葉ではあり、「弊誌」は使える立場の人が少ないということができます。

「貴誌」は読者の立場から見た雑誌を指すため、読者投稿や名誉毀損などの裁判においてその雑誌を指すというケースで使用できるため、弊誌よりは使用する機会は多いとも言えます。

「貴誌」「弊誌」の誌をホームページに変えるとホームページに対して使えます。