「テレフォンアポインター」と「コールセンター」の仕事はどんな違いがあるのでしょうか。
今回は、ふたつの仕事の違いについて解説します。
「テレフォンアポインター」とは?
「テレフォンアポインター」とは、「電話をかけて試供品提供や商談などのアポイントをとる職業」です。
企業は新規顧客を獲得するためにさまざまな形で営業活動を行います。
営業マンが戸別に訪問したりイベントを開催したりなどいろいろな方法がありますが「電話を使って営業活動する仕事」が「テレフォンアポインター」です。
「テレフォンアポインター」とはその名の通り「テレフォンでアポイントを取る仕事」です。
アポイントとは「約束」を意味するビジネス用語で試供品の利用や資料の送付など「新規顧客開拓の糸口のなる約束を取り付ける」のが「テレフォンアポインター」に求められる役割です。
「コールセンター」とは?
「コールセンター」とは、「顧客に電話で対応する職業」です。
企業にとって電話は顧客との窓口となる重要なツールです。
顧客から電話で寄せられる問い合わせや相談はアフターサービスの提供に重要な役割を果たします。
電話対応がスムーズに行われることで顧客からの信頼低下を防ぎ企業としての評判を守れます。
顧客からの問い合わせ電話や相談の電話をうける窓口役となる職業が「コールセンター」です。
一般に「コールセンター」というと「企業における電話対応部門」を指しますが電話対応部門で働くスタッフも「コールセンター」と呼ばれます。
主な業務内容は電話応対で具体的には問い合わせへの返答や必要情報の提供、苦情対応などかかってきた電話のすべてが「コールセンター」の業務範囲です。
「テレフォンアポインター」と「コールセンター」の仕事の違い
「テレフォンアポインター」と「コールセンター」の違いは「電話をかけるか受けるか」です。
「テレフォンアポインター」が電話をかけて営業活動する仕事であるのに対し、「コールセンター」はかかってきた電話を受けて対応するという電話をかける側か受ける側かで区別されます。
「テレフォンアポインター」と「コールセンター」の仕事の違い(給料面の考察)
「テレフォンアポインター」の平均年収は300~400万円、「コールセンター」の平均年収は250~300万円です。
営業型の「テレフォンアポインター」は基本給とは別に歩合制の報酬が加算されることが多く、優秀な営業成績を上げるトップクラスになると年収は800万円を上回ります。
まとめ
「テレフォンアポインター」と「コールセンター」はどちらも電話を使う業務ですが仕事内容は正反対です。
電話を積極的にかけるのか、電話を受けて適切に対応するのか、同じ電話仕事でも求められる能力は大きく違います。
職業として選ぶならどちらの仕事が向いているかよく考えてください。