「フラワーショップ」と「フラワーコーディネーター」の仕事はどう違うのでしょうか。
今回は、ふたつの仕事の違いについて紹介します。
「フラワーショップ」とは?
「フラワーショップ」とは、「店で花を販売する職業」です。
「フラワーショップ」は簡単にいうと「花の小売業」つまり「花屋」です。
花を求める人に切り花や鉢植えなどを販売するほか、新規開店した店舗へ花輪を届けたり舞台や公園の祝いに祝花を届けたりなど様々な花を注文に応じて販売します。
一般的には「青果市場で花を仕入れ一般顧客向けに販売する商売」を「フラワーショップ」といいます。
店その物を指す言葉であると同時に店を経営する人やそこではたらく従業員を指す職業名としても使われる名称です。
季節の花や手入れの方法など専門的な知識が必要なのはもちろん、花を求める客に対してアドバイスしたりおすすめの花を選んだりなどコミュニケーション力や接客術も求められます。
「フラワーコーディネーター」とは?
「フラワーコーディネーター」とは、「花を美しく飾り付け観賞用の作品を作り上げる職業」です。
日本には古くから切り花を美しく飾り付ける「生け花」という芸術技法がありますが「フラワーコーディネーター」はいわば「現代版の生け花を作るプロフェッショナル」です。
日本伝統の草花だけでなく海外の花など様々な植物を用いて美しい作品を作り上げる技法を「フラワーコーディネート」といいますが「フラワーコーディネーター」はフラワーコーディネートの専門家としてホテルのロビーやパーティー会場などを美しく彩る作品を制作します。
主な仕事は作品の制作ですがそれ以外にも教室の開催や著名な人になると講演や出版活動も行います。
「フラワーショップ」と「フラワーコーディネーター」の仕事の違い
生花を販売するのが「フラワーショップ」、生花を使って作品を制作するのが「フラワーコーディネーター」という違いで区別されます。
「フラワーコーディネーター」が使用する花は「フラワーショップ」から購入します。
「フラワーショップ」も花束やアレンジメント製作など「フラワーコーディネーター」に近い創作的な仕事も行いますがメインは花の販売であり作品制作がメインとなる「フラワーコーディネーター」とは仕事内容が大きく異なる別の職業です。
「フラワーショップ」と「フラワーコーディネーター」の仕事の違い(給料面の考察)
「フラワーショップ」の平均年収は300~400万円、「フラワーコーディネーター」の平均年収は350~450万円です。
いずれの仕事も高収入とはいえませんが生花は売れ残ると廃棄せざるをえないリスクの高さが理由のひとつです。
センスが問われる仕事なので仕事の依頼が増えればそのぶん収入もアップします。
まとめ
花を扱う仕事でも「フラワーショップ」と「フラワーコーディネーター」ではまったく仕事内容が異なります。
花関連の仕事を目指すならどちらが自分にあっているのかよく考えて進路を決めましょう。
