「ブリーダー」と「パピーミル」は同じ人を指す言葉なのか。
その違いをご紹介します。
「ブリーダー」とは?
多くの子犬を繁殖させる「ブリーダー」を日本語で言えば繁殖家が適しています。
「ブリーダー」の基本は犬の繁殖を生業にはしていないということ。
つまり、商売目的で行っていないということです。
「ブリーダー」は愛犬家であり、犬のことを心から愛し大切にしています。
柴犬やポメラニアンなどの犬種を好きになり、そして、それら犬種を心から愛する結果、もっと、この犬種の魅力を大勢の人に知ってほしいという気持ちから繁殖させています。
ただし、「ブリーダー」の場合、単に繁殖させるだけではなく、他の「ブリーダー」のもとで生まれた犬種よりも良い犬が生まれるようにと努力する傾向があります。
血統や毛並み、毛の色などで、良い子犬が産まれるように努力します。
基本的に「ブリーダー」は1つの犬種にこだわり繁殖を行います。
そのため、不特定多数の犬種の繁殖は行いません。
「パピーミル」とは?
多くの子犬を繁殖させる「パピーミル」を日本語で言えば繁殖業が適しています。
「パピーミル」は犬の繁殖を生業としている人を指し、その行為を仕事として金銭目的で犬の繁殖を行っている人を指します。
そのため、自分自身に好きな犬種があるなどは関係なく、今、人気の犬種にこだわり繁殖を行います。
そのため、繁殖させる犬種が特に好きな犬種ではなく、また、その犬種に特化した知識があるわけでもありません。
単に今この犬種が人気だからという理由だけで犬種選びを行い繁殖させ売買しています。
「ブリーダー」と「パピーミル」の仕事の違い
同じ子犬を繁殖させる人を指す言葉でも「ブリーダー」と「パピーミル」とでは目的に大きな利害があります。
「ブリーダー」はあくまでも愛犬家で自分が好きな犬種にこだわり、その犬種の繁殖を行います。
今よりも良い毛並みや新しい毛色の?殖といったこだわりを持ち繁殖を行います。
一方、「パピーミル」は繁殖を生業としている人を指します。
そのため、犬種を選ぶ際は自分が好きな犬種ではなく、今、人気の犬種を選びます。
また、1つの犬種にこだわることなく複数の犬種の繁殖を行います。
一言で言えば「ブリーダー」は愛犬家で金銭目的ではなく「パピーミル」は仕事として犬の?殖を行う人で金銭目的だということになります。
「ブリーダー」と「パピーミル」の仕事の違い(給料面の考察)
「ブリーダー」は金銭目的ではなく「パピーミル」は金銭目的となるため、確実に収入を得ることができるのは「パピーミル」です。
まとめ
子犬を購入する場合、譲り受ける場合には、以上のような違いを知ったうえで購入先や譲受先を決める必要があります。