この記事では「放送記者」と「新聞記者」の違いについて説明していきます。
「放送記者」とは?
テレビ、ラジオにおいて取材して記事を書いたり、発表する記者で、放送記者の場合ニュースのひとつのコーナーを任され、VTRで取材風景を流すということがあります。
ラジオでは取材内容を自分が話して行くということもあるため、記事を書くだけでなく、わかりやすく人に説明する技能が必要な職業となっています。
働く地域は日本全国と言えますが、テレビ局やラジオ局は地方によっては少なくなります。
また、地方局に勤めた場合はほとんどがその地方(都道府県内)での仕事となります。
国会での質問を行う記者も放送記者で、ニュースの最前線の仕事ということはできます。
「新聞記者」とは?
新聞の記事を取材して書いていくという仕事で、政治家を追及していく仕事のイメージもありますが、祭りなどを取材したり、モーターショーを取材したりという仕事もあります。
工業新聞など専門紙であればより専門的な知識が必要とされます。
大手新聞と地方新聞では仕事の内容がかなり異なる部分があると言え、特に関東圏の新聞は地方紙とメインの記事を共有することもあるため、地方紙ならではの記事を担当するのが地方紙の新聞記者の役割とも言えます。
テレビ、ラジオ出演というケースは極めて少ない仕事ですが、的確な質問をし、わかりやすい記事にするという技能が必要と言えます。
「放送記者」と「新聞記者」の仕事の違い
事件や話題の現地に出向き取材するという点は放送記者と新聞記者で同じですが、放送記者は視聴者に自分の声で伝えるというケースがあります。
新聞記者は文章で伝えるためそれはありません。
新聞記者は全国紙と地方紙と専門紙で取材内容が異なり、基本的には幅広い知識が必要ですが、専門紙ではそのジャンルに対するより専門的な知識が求められます。
放送記者に関しては専門紙の取材に相当する仕事はなく、一般視聴者にわかるように伝える必要がありますが、放送記者の持つ高い基礎知識でフォローできる範囲の取材が基本です。
「放送記者」と「新聞記者」の仕事の違い(給料面の考察)
放送記者と新聞記者はともに会社所属であるため、その会社に準じた給料になり月収25万円程度からとなります。
地方紙、地方局ではもう少し安くなることが考えられ地域差も含まれます。
大手に関しては給料の差はあまり考えるべきではないでしょう。
まとめ
「放送記者」と「新聞記者」はテレビ局やラジオ局に勤めるのが放送記者、新聞社に勤めるのが新聞記者という大きな枠があり、テレビ・ラジオで伝えることがあり得るのが放送記者(ニュース原稿を書くこともありえます)、文字のみで伝えるのが新聞記者という違いがあります。
