この記事では「評論家」と「コラムニスト」の違いについて説明していきます。
「評論家」とは?
流通評論家、自動車評論家、鉄道評論家、政治評論家、軍事評論家など非常に幅広くカテゴリーが存在する職業で、現在ではその専門ジャンルの雑誌やインターネット記事のライターから仕事を積み上げていって評論家になるか、そのジャンルを研究していき大学の准教授までになるなどのかなり長い道のりが必要になる仕事と言え、野球評論家であればほぼプロ経験者もしくは高校野球までの経験またはスポーツ関係の大学での研究などが必要になりかなり狭き門ということができます。
若い評論家でも30代あたりということが出来るため、基礎知識、専門知識ともに深めていく必要があります。
ファッション評論家であれば洋服メーカーに勤めるという経験が説得力を生むと言え、評論ジャンルの仕事につくということも道のりとは言えます。
「コラムニスト」とは?
大まかに言えばニュースではない文章を書く仕事ということとされますが、インターネットメディアの拡大に伴って記事掲載の必要性が増えており、仕事自体は増えていますが、面白い文章が書けるという前提条件が必要になります。
ただし資格そのものは存在していません。
とにかくたくさんの文章を書いて文章力をつけていくことが必要と言える仕事です。
専門性がないものであればインターネットでのライター募集などから入っていくということになります。
ハローワークからコラムニスト募集というケースはまずありません。
コラムニストはフリーランスの仕事であることが多く、1本の記事あたりで報酬が決められるということになります。
年棒制や月給制はまずないと言えるでしょう。
「評論家」と「コラムニスト」の仕事の違い
「評論家」は文章、テレビやインターネット配信、ラジオ出演と加え、記事の執筆が仕事となります。
「コラムニスト」は記事の執筆がメインで、テレビ出演があったとしてもコラムの仕事ではなく、その人のキャラクター性という仕事となり、テレビ出演はごく一握りの人となります。
評論家のほうがなるのは難しいと言えライターなどから実力をつけていくという形になるでしょう。
コラムニストはインターネットやミニコミ誌の記者などからなること自体は可能で、評論家よりはなりやすい仕事と言えます。
「評論家」と「コラムニスト」の仕事の違い(給料面の考察)
「評論家」は教授などメインの仕事を持っていることもあり、それに加えて出演料や執筆料が支払われるということになります。
研究機関等に勤めた場合は月20万円程度からのスタートとされています。
「コラムニスト」は1本あたりの執筆料からスタートということになり1本1000円ということもありえます。
副業から本業へと言う形になるでしょう。
まとめ
「評論家」と「コラムニスト」ではコラムニストのほうがなりやす仕事とは言えます。
必要とされる専門性は評論家のほうが高いためで、大学の教授が評論家になることもあります。