「教師」と「塾講師」の違いについてご紹介します。
「教師」とは?
「教師」とは、小学校・中学校・高校で働く先生のことを指す言葉です。
この「教師」という仕事は誰でも就くことができる仕事ではありません。
「教師」になるためには、大学で教職課程を履修し教員免許を取得する必要があります。
そのうえ、公立の場合は各自自体が実施する教員採用試験に合格する必要があります。
私立の場合は各学校で行われる採用試験に合格することで「教師」として働くことができるのです。
この「教師」という仕事は子供に勉強を教えるだけではなく、教育基本法には、「子どもを成長へ導くこと」と明記されており、指導はすべて「学習指導要領」を基本に行われています。
このように、「教師」という仕事は単に勉強を子供に教えるだけではなく、様々な形で子供と接し子供の成長に係る仕事となります。
「塾講師」とは?
「塾講師」とは、塾で勉強を教える先生のことを指す言葉です。
この「塾講師」になるために特別な資格はありません。
塾は民間企業です。
その民間企業となる塾が提示した条件をクリアすれば「塾講師」になることが可能です。
とは言っても、誰でもなることができるわけではなく、「塾講師」として生徒に教えるだけの知識がなければ「塾講師」として採用されることはありません。
教育学部を卒業する必要はありませんが、一定の学力が求められます。
特に大手の学習塾や大学受験を目的としている塾では高い能力が求められます。
雇用形態は正社員からアルバイトまで幅広く、様々な年代の人が様々な雇用形態で「塾講師」として働いています。
「塾講師」はあくまでも生徒の成績をアップさせること。
生活面などを教える必要はなく、勉強のみ教えることとなります。
「教師」と「塾講師」の仕事の違い
「教師」と「塾講師」の違いは、まず、資格の有無が大きいものとなります。
「教師」は必ず大学で教職課程を終え「教員免許」を必要とします。
それに対し、「塾講師」に明確な資格はありません。
特別な資格など不要で「塾講師」として働くことが可能です。
次に何を教えるのかといった違いも両者にはあります。
「教師」は勉強だけでなく子供たちの成長に係る様々なことを教える立場にあります。
一方、「塾講師」が教えるものは勉強だけです。
勉強を教え生徒の成績をアップさせることが主な目的となります。
「教師」と「塾講師」の仕事の違い(給料面の考察)
公務員だけでなく私立も含め「教師」の収入は安定したものとなります。
一方、塾講師」は不安定なところもありますが、人気「塾講師」になれば、「教師」とは比べ物にならないほどの高収入を得ることも可能です。
まとめ
以上が「教師」と「塾講師」の違いです。
必要となる資格や子供たちに教える内容、目的などに違いがあります。