「海外理学療法士」と「理学療法士」の違いを分かりやすくお伝えします。
仕事選びの参考にしてください。
「海外理学療法士」とは?
海外理学療法士とは、海外で活躍している理学療法士のこと。
アメリカやイギリス、オーストラリアなどの外国で、理学療法士として働くスタッフをいいます。
海外で仕事をするためには、まず移住先の国が世界理学療法連盟に加盟しているか調べます。
もし加盟している場合は、日本で取得した理学療法士の資格と現地のペーパーテストを受けて合格点を取れれば働くことができます。
加盟していない国で働く場合は、現地のルールに従い理学療法士の資格を再取得する必要があります。
この他にもJICA(青年海外協力隊)のスタッフとして、海外に赴任するという手もあります。
この場合は日本の理学療法士の資格を持っていることに加えて、派遣される国によって、3年から5年程度の実務経験が必要になります。
世界の人々の手助けをする、非常にやりがいのある仕事です。
「理学療法士」とは?
一般的な理学療法士は、事故や病気にあった人のリハビリのサポートをおこないます。
ドクターの指導を受けながら、健やかな生活が送れるよう手助けをします。
理学療法士になるためには3年または4年間、専門の養成校にすすみます。
その後、国家資格を受けて合格すると、老人ホームや病院、放課後デイサービスなどの福祉施設で働きます。
色々な人と向き合う仕事なので、相手の立場に立って臨機応変に立ち回れる人が向いています。
「海外理学療法士」と「理学療法士」の仕事の違い
「海外理学療法士」と「理学療法士」の大きな差は、どこで働くかです。
海外理学療法士は日本以外の国で仕事をします。
一方で理学療法士は日本国内で実務をおこないます。
患者さんとコミュニケーションを取りながらリハビリを進めるため、海外理学療法士の場合はある程度、外国語に精通していることが求められます。
どちらも患者さんがスムーズな生活を送れるように、あらゆるサポートをしていきます。
「海外理学療法士」と「理学療法士」の仕事の違い(給料面の考察)
海外理学療法士の年収は、500万円から1,000万円となっています。
アメリカやオーストラリア、カナダなどの先進国で働くと、比較的めぐまれた給与で働けます。
また国内の理学療法士の年収は、400万円前後です。
単純に比べてみると、国内で理学療法士として働くよりも、海外で理学療法士として働く方が待遇は良くなっています。
まとめ
「海外理学療法士」と「理学療法士」の仕事の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも事故や病気に遭った人の、リハビリケアをおこなう仕事です。
海外理学療法士は海外、理学療法士は国内で活躍しています。
仕事選びの参考にしてください。