この記事では「ホールスタッフ」と「フロアスタッフ」の仕事の違いについて解説をします。
「ホールスタッフ」とは?
飲食店の「ホールスタッフ」は、主に接客をする仕事です。
「ホール」には洋風建築の入り口の広間、音楽会のような催し物や集会などを行う広い場所という意味があります。
飲食店で客が飲食する場所には広さがあります。
そこで接客をする人が「ホールスタッフ」です。
主な仕事内容は、客を席に案内する、注文を受ける、できあがった料理を運ぶ、食べ終わった皿をさげる、会計をするなどです。
まず、来店した客を席へと案内します。
客が食べるものを決めたら、ベルを鳴らすなど合図をするので、注文を受けます。
受けた注文は厨房に伝え、料理を作ってもらいます。
職場にもよりますが、「ホールスタッフ」自身が料理を作ることはありません。
できあがったものを客のもとに運びます。
このとき、場合によっては料理の説明をします。
客が食べ終わったら会計をし、使った皿やコップなどをさげます。
職場にもよりますが、使用した皿やコップなどを洗うのは厨房を担当する人です。
この仕事に就くために資格は必要ありませんが、客への対応をするため丁寧な言葉遣いができることが求められます。
「フロアスタッフ」とは?
飲食店の「フロアスタッフ」は、主に接客をする仕事です。
「フロア」には床という意味があります。
来店した客を席に案内する、注文を受ける、料理を運ぶ、会計をする、使用した皿などをさげるという仕事が主な内容です。
仕事内容は職場によって若干異なります。
小さなカフェや居酒屋などでは、「フロアスタッフ」が簡単な調理を手伝ったり、皿を洗ったりすることもあります。
この仕事に就くために資格は必要ありません。
チェーン店でも個人経営の店でも、未経験で雇ってくれるところがほとんどです。
しかし、飲食店で客と接する仕事なので、清潔感があること、丁寧な言葉遣いができることが求められます。
「接客サービスマナー検定」や「レストランサービス技能検定」といった資格があり、これらを持っていると仕事に活かせます。
「ホールスタッフ」と「フロアスタッフ」の仕事の違い
2つの仕事内容に大きな違いはありません。
どちらも飲食店で接客をする仕事で、席に案内する、注文をとる、料理を運ぶなどの仕事をします。
どちらも未経験でできるものです。
「ホールスタッフ」と「フロアスタッフ」の仕事の違い(給料面の考察)
店の規模や何の料理を提供する店なのかによって、同じ「ホールスタッフ」「フロアスタッフ」といっても給料が異なります。
また、個人経営の店の場合は店の経営状況にもよります。
同じ条件なら、2つの仕事で給料に大きな違いはありません。
まとめ
2つの仕事内容には大きな違いがなく、同じものが別の名前で呼ばれています。
