「マッチポンプ」と「自作自演」の違いとは?ビジネスでの使い方など分かりやすく解釈

「マッチポンプ」と「自作自演」の違い ビジネス用語【二語】

この記事では「マッチポンプ」「自作自演」について説明していきます。

「マッチポンプ」とは?

自分のマッチで火をつけ、自分のポンプで火を消すという行為から来た言葉で、称賛、利益を得るために行う自作自演の一種ですが、事態が終結したように見せかけているという点が特徴のひとつとも言えます。

ビジネスにおいてはわざと行った、または誰かに技とさせた失態とそのリカバリーを行う行為がマッチポンプと言え、非常に悪質な行為と言えます。

内容によっては処分に至る行為ということができるでしょう。

インターネット掲示板では自作自演という言葉が多く使われ、マッチポンプという言葉はあまり使われていません。

掲示板では称賛は得られても利益までは得られないのも確かでしょう。

「自作自演」とは?

自分の利益のために虚構、作り事を進めていくことという意味で、ただ単に知名度の向上という目的だけであれば掲示板の自作自演などは本名がバレずに済んだとして、その後再犯をしないという段階に留めると一定の効果もあるのですがイメージダウンにもつながります。

インターネット掲示板の意見の操作は外部から人を雇うケースが増えており、自作自演と単純に言えないケースも増えています。

株価に関しても掲示板の自作自演で影響を与えているケースがあるとされ、発覚前に売り抜けてしまうと利益すら得られることもあります。

ただしこちらもバレてしまうと犯罪行為になりえます。

自作自演はビジネスで明確に行うような行為ではなく、後ろめたさのある行為であるとはいえます。

舞台などに対しての自作自演は意図が別のものと考えてよいでしょう。


「マッチポンプ」と「自作自演」の違い

「マッチポンプ」「自作自演」の一種と言えますが、言葉としてより過激さがあるのがマッチポンプで、掲示板の文章上において加害者と被害者を演じるという行為よりも火をつけて消火するマッチポンプの方が過激かつ被害が大きい比喩であるということになります。

どちらもバレてしまうと信頼が一気に失墜してしまうという点では共通していますが、人数を動員した巧妙化、複雑化なども行われています。

自作自演とマッチポンプに関しては保険金目当て的なニュアンスが含まれるケースもあります。

このケースでは放火が絡む場合のみマッチポンプということになります。

ビジネスではマッチポンプと自作自演は後ろめたい行為、まっとうな商いの行為ではないと言えるためするべきではないといえます。

ネット上の自作自演に関しては企業が絡むというケースは宣伝目的などであるとされてはいます。

まとめ

「マッチポンプ」「自作自演」は概念としては近いものがありますが、過激さがあり実害が出ても実行するのがマッチポンプということもできます。

称賛や利益を得るのが目的とされますが、それ以外の目的であった場合の対処は難しい部分があります。