「ベーシスト」と「ギタリスト」の違いとは?職業や仕事(ビジネス)を分かりやすく解釈

「ベーシスト」と「ギタリスト」の違い 職業の違い

職業としての「ベーシスト」「ギタリスト」はどのように違うのでしょうか。

今回は、「ベーシスト」「ギタリスト」の仕事の違いについて解説します。

「ベーシスト」とは?

「ベーシスト」とは、「ベースギター演奏の専門家」です。

4弦で低音の演奏に使われるベースギターはバンド演奏を支える縁の下の力持ち的な役割を果たします。

あまり目立たない地味な楽器ですが演奏のクオリティを左右する大切なパートです。

ベースギターの演奏を専門に手がけるミュージシャンが「ベーシスト」です。

主な仕事内容としてはバンドに参加してのベース演奏担当、レコーディングスタジオでスタジオミュージシャンとしてベースパートの担当、その他にも音楽教室の講師や楽曲制作にも携わります。

「ギタリスト」とは?

「ギタリスト」とは、「ギター演奏の専門家」です。

6弦で多様な音を奏でるギターは最もポピュラーな楽器のひとつです。

ロックやフォークに欠かせない楽器でありたいていの楽曲に使われる需要の高さから多くの専門家が「ギタリスト」として活躍しています。

「ギタリスト」は表に出て活躍する人と裏方として支える人の2種類に分かれます。

楽曲を発表しライブ活動やメディア出演する前者とスタジオミュージシャンやフリーの演奏家として働く後者では仕事内容に大きな違いがありますがどちらも卓越したギターの技術が求められる職人的な専門職であることは共通しています。


「ベーシスト」と「ギタリスト」の仕事の違い

「ベーシスト」「ギタリスト」では演奏する楽器が異なります。

需要としてはソロでも必要とされる「ギタリスト」が上ですが「ベーシスト」も楽曲には欠かせない存在であり大きな差はありません。

人数は圧倒的に「ギタリスト」のほうが多く「ベーシスト」は数が少ないことから技術に差がなければ仕事の依頼が安定しているのは「ベーシスト」の方です。

「ベーシスト」と「ギタリスト」の仕事の違い(給料面の考察)

どちらの仕事も給料面では大差ありません。

「ベーシスト」「ギタリスト」はどちらも売れる前の収入は数万円から多くても10数万円程度とそれだけで生活を成り立たせるのは厳しい程度の定収入です。

ヒット曲が出ると一気に収入は上がりますが同じバンドならギャラは基本的に頭割りなので担当楽器による差はありません。

依頼に応じて仕事するスタジオミュージシャンは需要が収入に直結する職業です。

需要に対して人数が限られる「ベーシスト」のほうが「ギタリスト」より安定していますが年収は腕次第なので300~900万円とばらつきがあります。

楽器演奏だけでなく作曲や音楽教室経営などの副収入が成功すると数千万~数億円の収入も期待できます。

まとめ

「ベーシスト」「ギタリスト」は担当する楽器こそ違うものの収入や仕事の安定性に大きな違いはありません。

最終的には演奏能力や作曲などの音楽能力次第ですべてが決まる職人的な仕事なのでミュージシャンをめざすなら思い入れや相性で楽器を選んだほうが最終的な仕事のやりがいにつながります。