「メイクセラピスト」と「メイクアップアーティスト」の違いとは?職業や仕事(ビジネス)を分かりやすく解釈

「メイクセラピスト」と「メイクアップアーティスト」の違い 職業の違い

「メイクセラピスト」「メイクアップアーティスト」は、どちらもメイクに関わる仕事ですが、どのように違うのでしょうか。

違いを分かりやすく説明していきます。

「メイクセラピスト」とは?

「メイクセラピスト」とは、メイクセラピーを行う人のことをいいます。

メイクセラピーとは、心理カウンセリングの手法を取り入れた化粧法です。

色彩学や印象学などの学術的な技術も活用して、メイクをする相手が、「なりたい自分」になる為のサポートを行うものです。

メイクセラピストは、メイクをすることで、心理面のケア、行動をサポートします。

医療や美容、福祉などの分野で活躍するほか、一般女性に対しても気持ちや行動にポジティブな変化を起こすためのサポートをします。

「メイクセラピスト」の業務内容

高齢者などにメイクを行い、心身機能や生活の質を維持向上させることや、心の悩みを抱えている人に、メイクをすることによってポジティブな気持ちになってもらうことなどがあります。

また、化粧品メーカーや、ブライダル系などの美容業界でも活躍しています。

主な業務の流れは、まず、相手の話をよく聞いて、「なりたい自分」を引き出します。

それから、オーダーに沿ったメイクを施します。

メイクをしながら、更に話をしていき、新しい魅力を見出したり、ネガティブな思い込みを解消する手助けをしたりします。


「メイクアップアーティスト」とは?

主に、モデルやタレントにメイクを施す仕事をする人のことをいいます。

仕事は大きく分けて、雑誌や広告などの紙媒体、テレビ番組やコマーシャルなどの映像、ショーのモデルなどがあります。

また、ヘアメイクを行うこともあります。

「メイクアップアーティスト」の業務内容

雑誌、テレビ、映画などや、ファッションショーやイベント、結婚式などで、モデルやタレント、一般人に対してメイクを行います。

日本では、ヘアメイクとメイクアップが分かれていないことが多いので、髪のセットも同時に行うことがあります。

「メイクセラピスト」と「メイクアップアーティスト」の仕事の違い

「メイクセラピスト」は、医療現場や、介護などで、メイクセラピーを行う人になります。

メイクアップアーティストは、メイクの力で人を美しく演出する人です。

違いは、セラピー要素の有無です。

メイクアップアーティストとして活動している人のなかに、メイクセラピーの知識がある人もいます。

「メイクセラピスト」と「メイクアップアーティスト」の仕事の違い(給料面の考察)

メイクアップアーティストとしての年収は、200万円~400万円程度となることが多く、一般的な職業よりも少し少なめになります。

フリーで活躍している人の中には、数千万円を稼ぐ人もいます。

メイクセラピストもほぼ同じくらいの水準で、介護医療施設で働く場合や、美容部員としてメーカーで働く場合など、雇われる場所により違います。

まとめ

「メイクセラピスト」「メイクアップアーティスト」の違いについてみてきました。

違いを知って、役立ててください。