この記事では「いらっしゃいますか」と「ございますか」の違いについて説明していきます。
「いらっしゃいますか」とは?
相手がいるという場合の「いますか」という言葉を丁寧にしたもので、人に使う言葉ではありますが、動物、AI、キャラクターなどに対しても使うことができなくはないと言えます。
意思を持っているかというところはポイントと言えるでしょう。
この方向だけで考えても建物に対して使うことはありえません。
ビジネスの場では自社の他部署や他社に訪れたときなどに用件のある人がいるかというケースで使うことが多い言葉です。
接客では「お子様はいらっしゃいますか」というような家族構成を聞く際などに使われますが、販売などの接客ではそう使われることがないとは言えます。
文章でも口頭でも使うことはあります。
電話でも比較的使われる言葉です。
メールにおいてはメールアドレス所有者が本人とみなせるためある程度親しくなっている関係ではあまり使われません。
「ございますか」とは?
ものに対しての「ある」という言葉を丁寧にしたもので、ものを中心に使われます。
「家にインターネット回線はございますか」「お庭にコンセントはございますか」というような使い方ができます。
人の考えや希望に対して使うことが出来る言葉でもあり、「なにか伝えたいことはございますか」「部屋の希望はございますか」などの用例が挙げられます。
ビジネスにおいては「空いている時間はございますか」「条件はございますか」というような使い方はあると言えます。
接客においては「他に必要なものはございますか」は、かなり幅広く使える言葉と言え、「印鑑はございますか」というような契約で使うシーンもあり、ございますかという言葉自体かなり広く使われると言えます。
ただし張り紙などに書かれる言葉とはいい難いでしょう。
「いらっしゃいますか」と「ございますか」の違い
「いらっしゃいますか」と「ございますか」の違いは「いる」と「ある」の違いということができ、人を中心とした意思を持っているものがいるかどうかという質問で「いらっしゃいますか」という質問ができます。
基本的には目上の人に使う言葉で「いますか」が丁寧さを薄くした言葉と言えます。
「ございますか」は主にものに対しての言葉で、「欲しいものはございますか」という使い方ができ、考え方、意向などに対しても使うことができるため、「変更する気はございませんか」を始めとして、「エアコンを設置する気はございませんか」などかなり幅広い使い方ができます。
まとめ
「いらっしゃいますか」と「ございますか」はいるとあるの違いがある言葉で、同じ対象に「いらっしゃいますか」と「ございますか」が使えるケースはありません。
「いらっしゃいますか」の対象は人が基本ですが範囲が広がるケースはあります。