「配置」と「配属」の違いとは?ビジネスでの使い方や例文など分かりやすく解釈

「配置」と「配属」の違い ビジネス用語【二語】

こちらの記事では、ビジネスシーンでも見聞きする「配置」「配属」の違いについて、分かり易く解説致します。

「配置」とは?

配置とは、はいちという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、つりあい良く並べるや割り当てるといった意味の配の漢字に、特定の場所に据えるやおくといった意味がある置の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ配置は、物や人をそれぞれの位置とか持ち場に割り当てる事を表すのです。

「配置」の使い方

配置は、人や物をある位置や持ち場に置くという意味に使われる言葉となっています。

ビジネスシーンでは人に対して使用される事が多く、ある人物を施設や仕事上の役割に割り当てる事に対して、この配置という言葉が使われていたりするのです。

しかもその様にどの部署や施設にどういった人物を置くかを決める事を、人員配置という形でこの言葉を使って表現しています。


「配属」とは?

配属は、はいぞくという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、くばるや組み合わせるといった意味を持っている配の文字に、その範囲に入るや仲間といった意味を有する属の文字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から配属は、割り当てた上でそれぞれの部署に人を定めるという意味を示すのです。

「配属」の使い方

配属は、役割を与えられた人がその部署に移動する事に対して用いられる言葉となっています。

会社等の組織で、その人物にとって合うと思えたり希望している部署を割り当てられた上で、実際にそこに移動する事を示す言葉です。

なので主にビジネス上で、部署間での異動や新人の割り当てが行われた際に用いられる言葉となっています。

「配置」と「配属」の違い

配置と配属の文字表記を見比べてみれば、直ぐに2文字目に置と属という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。

所が最初の文字は同じ配の漢字であり、共にビジネスシーンで見聞きする言葉であるため、混同してしまう人もいます。

とはいえ2文字目の漢字が違う事で、表現する意味合いにも違いが生まれているのです。

まず配置は、人間や物をそれぞれの位置や持ち場に割り当ててそこに置く事を表します。

一方の配属は、人間に限定して使用され、割り当てを行った上でそれぞれの部署に移る事を示すのです。

まとめ

2つの言葉はどちらも最初に配の漢字が使用されており、ビジネスシーンでも利用される言葉同士といった共通点が見られます。

ですが2文字目の漢字が違う事により、示す意味にも相違点を見出す事が可能です。

ちなみに配置は、人や物をある持ち場や位置に置く事を意味する言葉として使用されています。

対する配属は人に限定されて使用されており、割り当てた部署に人を移すという意味で用いられる言葉です。