「アポイントメントセールス」と「キャッチセールス」の違いとは?(ビジネス用語)を分かりやすく解釈

「アポイントメントセールス」と「キャッチセールス」の違い ビジネス用語【二語】

この記事では「アポイントメントセールス」「キャッチセールス」の違いについて説明していきます。

「アポイントメントセールス」とは?

主に電話によって相手を「プレゼントに当たった」「特別会員に選ばれた」などと言って、営業所や喫茶店などに実際に呼び出して別の高額商品を契約させるという商法で、特定商取引法では、「訪問販売」にあたるとされています。

電話から実際に会うという流れになっており、自分は一人、相手側は二人以上で説明をしていき断りにくい状態を作って高額商品を契約させようとさせます。

電子メールからプレゼント当選の通知というケースもあります。

アポイントメントセールスはクーリングオフによる解約が可能であり、8日以内に特定記録郵便などで業者に伝える必要があります。

まっとうな商法とは言えず、詐欺に近い部分がある消費者にとって注意すべき商法のひとつです。

電話の時点で断るのが理想と言えるでしょう。

「キャッチセールス」とは?

駅前など人通りの多い路上で「アンケートに答えてください」「モデルになってほしい」「無料の絵の展示会に来て欲しい」などと近づいて、喫茶店や営業所につれていき、本来と別の契約や高額な商品を契約させようとさせるという流れになっています。

一度勧誘されると二度目が狙われやすくなる性質があり、勧誘されて店や営業所に入った後はアポイントメントセールスと近い流れで、二人以上で説明して断れない状態にしていくという流れになっています。

アポイントメントセールスと同様8日以内の解約は可能で特定記録郵便で業者に伝える必要があります。

キャッチセールスもまっとうな商売ではなく、まっとうな街頭スカウトなどと混同されるというケース、なりすますというケースもありえます。


「アポイントメントセールス」と「キャッチセールス」の違い

「アポイントメントセールス」は自分の電話番号かメールアドレスをセールス側が知っているという前提があります。

「キャッチセールス」は街頭で人を呼び寄せるという仕組みで、電話番号などを知らなくてもセールス側が呼び寄せることができます。

ともにクーリングオフによる解約が可能であるという点が特徴ですが、契約しない、断るということがとにかく重要です。

アポイントメントセールスであれば電話の時点で断ることができます。

応募した覚えのない商品が当たる、特別会員などになるという言葉が怪しいものと言えます。

キャッチセールスはモデルの研究生にならないか、展示会を見ないか などの言葉で勧誘します。

この時点で断れると安全と言えます。

相手に耳を貸さない方が良いでしょう。

まとめ

「アポイントメントセールス」「キャッチセールス」はともにまっとうではない商法であり、高額商品を売りつけるものとなっています。

早めに断るということで回避できますが、クーリングオフによる解約が可能です。