「アナウンス」と「ガイダンス」の違いとは?
ビジネスでの使い方や例文などを交えながら、分かりやすく解説していきたいと思います。
「アナウンス」とは?
はじめに「アナウンス」について解説していきます。
「アナウンス」は、英語の「announce」のことです。
これには「伝達事項を言い渡す」との意味があります。
この言葉は、ビジネスでも使用されることがあります。
たとえば「社内にアナウンスする」などの使い方がされます。
ここでは、社内に情報を伝えることを意味して使われます。
「ガイダンス」とは?
つぎに「ガイダンス」を解説します。
「ガイダンス」は、英語の「guidance」のことです。
これには「指導、説明書」などの意味があります。
この言葉は、ビジネスでも使用されることがあります。
たとえば「ガイダンスに従い実施しましょう」などの使い方がされます。
これは、指導や説明書に従うことを意味して使用しているのです。
「アナウンス」と「ガイダンス」の違い
それでは「アナウンス」と「ガイダンス」の違いはどこにあるでしょうか。
これは、日本語の「連絡」と「指導」の違いと言えます。
「アナウンス」は「連絡」を意味します。
いっぽうの「ガイダンス」は「指導」ことを意味するのです。
「連絡」と「指導」は明らかに異なります。
「連絡」は情報の伝達ですが、「指導」は教え導くことです。
この二つの違いが、「アナウンス」と「ガイダンス」の違いだと言えるのです。
「アナウンス」の例文
ここでは「アナウンス」の例文を挙げていきます。
アナウンスが「連絡」を意味する言葉だと理解していれば、正しく使用できることでしょう。
・『社内にアナウンスしておくとよいでしょう』
・『みなさんにアナウンスがあったとおり』
・『アナウンスする手段はいくらでもある』
・『司会の方からのアナウンスを聞いてください』
「ガイダンス」の例文
ここでは「ガイダンス」の例文を挙げていきます。
ガイダンスが「指導」を意味する言葉だと理解していれば、正しく使用できることでしょう。
・『ガイダンスに従って実施しましょう』
・『講師のガイダンスがあれば問題ありません』
・『ガイダンスをよく見て作業してください』
・『先生のガイダンスが分かりやすかった』
まとめ
このように「アナウンス」と「ガイダンス」は似ているように見える言葉です。
しかし、二つの言葉には明確な違いがあるのです。
「アナウンス」は「連絡」であり、「ガイダンス」は「指導」なのです。
日本語にすれば、二つの行動が違うものであることが明白に分かります。
言葉の意味をしっかり理解して使用することが、誤った使い方を防ぐのです。