「アサイン」と「ジョイン」というビジネス用語の違いについての解説です。
「アサイン」とは?
「アサイン」は、英語で言う割り当てるや、任命するという意味で、ビジネスでは、プロジェクトのようなものに参加をさせるという意味です。
よって、大きなプロジェクトに参加させられるというニュアンスでこの言葉を使用します。
ただ、注意してほしいのは、「アサイン」は、指名を受けて任命という形で参加をするので、単に自分から挙手をして参加しますと名乗り出ることではありません。
自分から参加しますと述べるのは、「ジョイン」というワードを使用します。
「アサイン」の言葉の使い方
「アサイン」は、自分からこの言葉を使用するのではなく、第3者から任命をするという意味で使用されます。
なので、この言葉を使用する立場にあるのは、プロジェクトのようなものへの任命権を持つものです。
よって、自分が任命権があるのであれば、自分で自分を任命すると述べることも可能ですが、ビジネスでは他人を任命することに、「アサイン」というワードを使用するので、自分が任命者であっ手も自分を「アサイン」という言葉を使用し任命対象にはしないです。
「ジョイン」とは?
「ジョイン」は自らの行動を指し、ビジネスにおいては、自発的に参加をすることのほか、自分でビジネスを成立させ、次につなげることを意味します。
例を挙げますと、「○○商事との共同開発にジョインしました」という具合に共同開発プロジェクトを自分が成立させたという具合に使用します。
「ジョイン」の言葉の使い方
「ジョイン」という言葉の使い方は、ビジネスでは自分から、行動して結果をつなげたり、自らプロジェクトなどに参加するという意思表示で使用します。
「アサイン」と「ジョイン」の違い
両者の違いは、参加をするという件に関しては、指名を受けての参加であるか、自発的であるかです。
指名を受けての参加は、「アサイン」で「ジョイン」は自ら名乗り入れ参加をすることです。
まとめ
「アサイン」と「ジョイン」については、IT関連のお仕事において任命と参加という意味で使用されるワードです。
ちなみにこの両者の横文字、実は痛いITワードであるともいわれており、わざわざ、任命と参加という言葉を横文字にする必要性があるのかという意見が出ています。
この点については、「ジョインしました」というワードを聞いた場合、つながりましたという意味でしかない上、そもそも、何をどうするを説明してもつながりましたという便利な日本語があるわけなので、必要ないという意見が若者からも出ており、不評です。
一応、こうした「アサイン」や「ジョイン」というワードを使用する人物は意識が高い人と言われているのですが、ITにおいては仕事の成立のほうが重要で、成果のほうが重要なので言葉で着飾る必要性が疑問だと言われており、両者の言葉は、専門用語という形でITの仕事を格好つけているだけだと思われます。