「アシスタントプロデューサー」と「アシスタントディレクター」はどう違うのでしょうか。
今回は、「アシスタントプロデューサー」と「アシスタントディレクター」の違いについて解説します。
「アシスタントプロデューサー」とは?
「アシスタントプロデューサー」とは、「製作の現場においてプロデューサーを補佐する役割を担う仕事」です。
「アシスタントプロデューサー」というのはプロデューサーのアシスタント、つまり仕事の補佐や手伝いをする役割の人を指します。
プロデューサーとは制作現場を統括する責任者であり「アシスタントプロデューサー」は責任者としてさまざまな業務をこなさなければならないプロデューサーの補佐として主に実務面を担当します。
「アシスタントプロデューサー」の仕事を一言で表すなら「人と金の管理」です。
人と金の管理は本来プロデューサーの仕事ですが実務のすべてをこなすのは物理的に不可能なので「アシスタントプロデューサー」が責任者の手が回らない実務面を肩代わりし制作現場の円滑な施行を影から支えます。
「アシスタントディレクター」とは?
「アシスタントディレクター」とは「制作現場を監督するディレクターを補佐する役割を担う仕事」です。
ディレクターとは作品の具体的なアイデアを出したり台本を作詞したりなど制作現場を直接的に取り仕切る監督役です。
「アシスタントディレクター」とは「ディレクターの下について仕事をサポートする役割」ですがほとんどどの場合「ディレクター見習い」と同じような扱いです。
「アシスタントディレクター」の仕事は「誰かがやらなければいけない雑務全般」です。
事務所への連絡やホテルの手配、資料の準備や素材の使用許諾申請手続き、ロケ弁の注文やカンペの製作など重要な仕事からこまごまとした作業まで「アシスタントディレクター」の仕事内容は多岐にわたります。
「アシスタントプロデューサー」と「アシスタントディレクター」の仕事の違い
「アシスタントプロデューサー」と「アシスタントディレクター」の仕事の違いは「活躍する場所」です。
「アシスタントプロデューサー」の仕事の大半が制作現場を整えるための下準備であるのに対し、「アシスタントディレクター」の仕事は製作が始まってからが中心です。
作品制作の補佐役が「アシスタントプロデューサー」、現場で具体的な作業を通じて直接作品を作り上げる補佐をするのが「アシスタントディレクター」という違いで区別されます。
「アシスタントプロデューサー」と「アシスタントディレクター」の仕事の違い(給料面の考察)
一般的な制作現場では「アシスタントプロデューサー」のほうが「アシスタントディレクター」よりも地位が高く給料も上です。
「アシスタントプロデューサー」は350~500万円、「アシスタントディレクター」は250~350万円が相場となっています。
まとめ
「アシスタントプロデューサー」と「アシスタントディレクター」は役割が大きく異なります。
将来像にも違いがあるので未来を見据えてどちらの道に進むか決めましょう。
