「出勤します」と「出勤いたします」の違いとは?ビジネスでの使い方や例文など分かりやすく解釈

「出勤します」と「出勤いたします」の違い ビジネス用語【二語】

「出勤します」「出勤いたします」の違いについて解説をします。

「出勤します」とは?

会社に勤務に出かけますという意味です。

「出勤」には、勤めに出かけるという意味があります。

雇われて働いている場所にでかけることです。

「し」「する」のことです。

「出勤」は名詞なので「出勤ます」では意味がわかりません。

「出勤」「する」ものなので、「する」の形を変えた「し」を用いています。

「ます」は敬意を表す語です。

「出勤します」の使い方

勤務に出ることを表すために用います。

その日は休みではないという意味合いが込められています。

たとえば、風邪をひいて数日間仕事を休んでいたとします。

しっかりと休んだので、だいぶ体調はよくなってきました。

そんなとき、上司から体調を心配する電話がありました。

そろそろ仕事に出られるのかも気になるようです。

そういたっときに、仕事に出られることを表すためにこの言葉を用います。

「ます」は敬意を表す言葉なので、目上の人に対して使用をすることができます。

自分と同等のものや下のものに対して用いることも可能です。

この言葉だけだといつ出勤をするのかわからないので、○○日にと具体的な日にちを述べるようにもします。


「出勤いたします」とは?

出勤をする、勤めに出かけるという意味です。

聞き手に敬意を表したいい方になります。

「出勤いたします」の使い方

自分が勤務をする場所に出かけることを表すために用います。

「いたします」「する」の謙譲語で、自分の側を低めて表現をしたり、改まった気持ちで言ったりするときに用いるもので、聞き手に敬意を表すものです。

「私から話をいたします」のような使い方をし、この場合は話すという自分の側の行為を低めて表現をして、聞き手に敬意を表しています。

「いたします」は謙譲語なので、目上の人に対して使用をすることができます。

自分を低めた表現の仕方なので、自分よりも立場が下のものには使用しません。

「出勤します」と「出勤いたします」の違い

意味は同じです。

違いは丁寧さで、より丁寧なのは後者の方です。

前者の表現の仕方を目上の人に対して使用しても問題はないのですが、ややカジュアルな印象があります。

目上の人に対しては、より丁寧な表現な後者の方を用いるとよいでしょう。

前者の場合は、自分と同等や下のものに対して使用することができます。

しかし、後者を自分と同等や下のものに対して使用するのは不自然です。

まとめ

2つの言葉の意味は同じですが、使用する相手が異なります。

目上の人に対して使用をするなら「いたします」とするのがよいでしょう。

「します」の場合は、誰に対しても用いることができます。