「sdgs」と「esg投資」の違いとは?ビジネスでの使い方など分かりやすく解釈

「sdgs」と「esg投資」の違い ビジネス用語【二語】

「sdgs」「esg投資」の違いとは?ビジネスでの使い方や例文など、分かりやすく解説していきます。

「sdgs」とは?

「sdgs」「エスディージーズ」と読みます。

これは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとったもので、多くの場合は「SDG」が大文字で、複数形にあたる「s」だけが小文字で表記されます。

これは「持続可能な開発目標」と翻訳されます。

サステナブルと言う言葉を耳にする機会が増えていますが、これには「持続可能」の意味があるのです。

そして「持続可能」は、広い意味で使用されます。

環境にとって、人間にとって、経済にとって、「持続可能」と表現できるのです。

これは、誰かや環境などの何かに対して、悪いしわ寄せが行くことのないことを示して「持続可能」と表現しているのです。

「esg投資」とは?

「esg投資」「イーエスジー投資」と読みます。

これは「E:環境(Environment)」「S:社会(Social)」「G:ガバナンス(Governance)」の頭文字をとったものです。

投資の世界では、伝統的に収益性などの財務指標を重視してきました。

しかし、財務指標とは直接的には関係しない、これらの三要素への評価も含めて投資する考え方が「esg投資」なのです。

これは、環境や社会によい影響を与える企業、ガバナンスがしっかりしている企業は、長期的にみて成功するとの考え方です。

さらに、そのような企業に投資することは、社会によい影響を与える企業が増えることにつながるのです。


「sdgs」と「esg投資」の違い

それでは「sdgs」「esg投資」の違いはどこにあるでしょうか。

どちらも、根本には「社会にとってよいこと」を重視する考え方があります。

しかし、「sdgs」「持続可能な開発目標」を示す言葉です。

これに対して「esg投資」は投資に対する姿勢や考え方を示す言葉なのです。

このように、根本的には似ている言葉ですが、使う場面も使い方もことあります。

明確に別な考え方であり、別な言葉ですので、混同しないように注意しましょう。

「sdgs」の例文

「sdgs」を使用した例文を挙げます。

・『現代では、sdgsに取り組むことは企業の義務と言える』
・『sdgsにもとづいて、様々な活動が行われている』
・『sdgsのどの項目に該当するかを意識しながら仕事をしたい』
・『sdgsにより、社会全体がよくなることが期待できる』

「esg投資」の例文

「esg投資」を使用した例文を挙げます。

・『esg投資で、短期的な成果を求めるのは間違っている』
・『esg投資は、長期的な社会貢献が期待できる考え方である』
・『esg投資は、結果的に従来投資よりも高収益になることも考えられる』
・『esg投資のように、財務指標に偏らない考え方は健全と言える』

まとめ

このように「sdgs」「esg投資」は、どちらも「社会にとってよいこと」を表現する言葉です。

しかし、使い方も意味もまったく違う別の言葉なので、混同しないように注意しましょう。