「この場を借りて」と「この場をお借りして」の違いとは?ビジネスでの使い方や例文など分かりやすく解釈

「この場を借りて」と「この場をお借りして」の違い ビジネス用語【二語】

「この場を借りて」「この場をお借りして」の違いとは?

ビジネスでの使い方や例文などを交えながら、分かりやすく解説していきたいと思います。

「この場を借りて」とは?

はじめに「この場を借りて」について解説していきます。

「この場を借りて」が示す「場」には様々なものがあります。

「場」は、何かの式でも、会議でも、書面でも、メールでも、電話でもよいのです。

共通しているのは、その「場」を使うための本来の目的があり、それとは直接的に結びつかない「何か」に言及する場合に、「この場を借りて」と使います。

本来の使い方と違うために、「場を借りる」との表現になるのです。

「この場をお借りして」とは?

つぎに「この場をお借りして」を解説します。

「この場をお借りして」「お借りして」の部分が「借りて」よりも丁寧な表現になっています。

しかし、意味することは同じで本来の「場」に対して、自分が借りることを表すために使うのです。


「この場を借りて」と「この場をお借りして」の違い

それでは「この場を借りて」「この場をお借りして」の違いはどこにあるでしょうか。

この二つの言葉に、意味的な違いはないと言えます。

「この場を借りて」はこの場をお借りして。

そのことから、相手は確信を持っていない状態との前提の表現になっているのです。

あえて違いを述べるなら、「お借りして」「借りて」の敬語表現の差異です。

どちらの表現を使用するかは、相手や状況に応じて変わります。

そのため、その時々の判断で適切なほうを選択するとよいでしょう。

「この場を借りて」の例文

ここでは「この場を借りて」の例文を挙げていきます。

「場」を借りて行動する「何か」をお組み合わせることで、広く応用して使用できることが分かることでしょう。

様々な組み合わせを試してみるのがおすすめです。

・『この場を借りて、ご挨拶いたします』
・『この場を借りて、御礼を申し上げます』
・『この場を借りて、感謝を述べたいと存じます』
・『この場を借りて、ご連絡します』

「この場をお借りして」の例文

ここでは「この場をお借りして」の例文を挙げていきます。

「この場を借りて」とまったく同じ使い方をしても、成り立つことが分かるはずです。

・『この場をお借りして、ご挨拶いたします』
・『この場をお借りして、御礼を申し上げます』
・『この場をお借りして、感謝を述べたいと存じます』
・『この場をお借りして、ご連絡します』

まとめ

このように「この場を借りて」「この場をお借りして」は同じような場面で、同じように使用できる言葉です。

それぞれの表現には、丁寧さのレベルに差はありますが、同じ意味を持つ言葉と考えて差し支えないでしょう。