「至らない点」と「至らぬ点」についての解説です。
「至らない点」とは?
「至らない点」は、到着点や到達点が至るという状態であるに対して、その状態にないという否定の意味です。
よって、ビジネスでは、十分にできていないという意味になるのが「至らない点」です。
では、十分にできていた場合、どのように言うのかですが、至ったといえば、できたといいます。
「至らない点」の使い方
「至らない点」は、使い方のポイントについては、十分にできていない点を第3者から指摘された場合使用する言葉で、ビジネスなどで第3者から書類の作成や契約書の不備などがあって十分にできていないと相手側が判断した場合、相手側か、書類や契約書を作成した側がこの言葉を使用して、十分に練られた書類や契約書ではなかったといいます。
「至らぬ点」とは?
「至らぬ点」は、「至らない点」と同じ意味でこちらも至るという出来上がる状態を指す言葉を否定しています。
よって、ビジネスで用いれば、十分ではない何かを指し、何かに該当する部分は、書類の作成だったり契約書の作成における不備だったりと様々です。
「至らぬ点」の使い方
「至らぬ点」は、相手でも自分でもよいので不備があることを指摘された場合、不備があった点を述べる場合に使用します。
なので、この言葉は、不備を指摘している側が不備があることをこの言葉で指摘してもよい上、指摘を受けた側が不備があるという点を、「至らぬ点」と述べてもよいわけです。
「至らない点」と「至らぬ点」の違い
両者の違いは、意味については同じですが、否定方法が異なり、ないという部分とぬという否定の言い方が異なります。
ないは、文字通り、存在しないことやできないことで、ぬは、できぬという具合にこちらも否定になり出来ぬという意味合いを持つ「至らぬ点」のほうが若干否定する意味買いの言葉が強いので、あえて違いを求めるとすれば、「至らぬ点」のほうが、十分ではないという意味合いが強いです。
まとめ
「至らない点」と「至らぬ点」については、言葉の意味は同じなのでビジネスで用いる場合、どちらを使用しても一応同じ意味になります。
ですが、ないとぬという否定法がどちらが否定要素が強いかと考えた場合、ないというよりもぬで否定をしたほうが強く感じますので、ニュアンス的には、「至らぬ点」という言葉のほうができるという言葉を否定する意味合いが強いです。
なので、自分から「何か至らぬ点が」といいだすと自分がビジネスで十分な配慮をしていないとなります。
ビジネスでの配慮については、契約書の作成の不備だったり、書類作成においての不備になり契約書の作成においては相手側だけが不利になるような契約を組む、もしくは、自分たちだけが不利になるような契約を組むなどの落ち度のことで「至らぬ点」や「至らない点」というのは、ビジネスにおいては、相手か自分の落ち度を意味すると考えるとわかりやすいです。