「幸運を祈る」と「健闘を祈る」の違いとは?ビジネスでの使い方や例文など分かりやすく解釈

「幸運を祈る」と「健闘を祈る」の違い ビジネス用語【二語】

この記事では、ビジネスシーンでも使われることの多い「幸運を祈る」「健闘を祈る」について、その意味の違いや使い方等を分かりやすく説明します。

「幸運を祈る」とは?

「幸運を祈る」「幸運」は、「運が良いことや、巡り合わせが良いさまや、幸せ」を意味する言葉です。

また、「祈る」「神仏に祈願することや、心から望むこと」を意味する言葉です。

従って、二つの言葉で構成されれ「幸運を祈る」「良い運に恵まれ、幸せになることを、心から望む」と言った意味になります。

ビジネスにおいては、「仕事が上手く行くことを心から願っています」等の意味で使われることが多い言葉です。

「幸運を祈る」の使い方

・『当社が落札できる幸運を祈る』
・『プロジェクトが成功する幸運を祈っています』
・『販売計画が達成できる、幸運を祈っています』
・『当社が落札できる幸運を祈る』


「健闘を祈る」とは?

「健闘を祈る」における「健闘」とは、「全力を尽くして戦うことや、正々堂々とした姿勢で立ち向かうこと」等を意味する言葉です。

また「祈る」は前項で記したように、「神仏に祈願することや、心から望むこと」を意味する言葉です。

従って、この二つの言葉で構成される「健闘を祈る」とは、「全力を尽くして戦うことや、正々堂々とした姿勢で立ち向かうことを、心から望む」と言った意味になります。

ビジネスにおいては、「仕事において、今まで準備して来たことや、自分の能力が充分に発揮されることを、心から願っています」と言った意味で使われます。

この言葉の中には、「その結果として、仕事が上手く行きますように」との願いも込められた言葉だと言えます。

「健闘を祈る」の使い方

・『非常に難しプロジェクトですが、健闘を祈っています』
・『緊張せずにプレゼンが出来るように、健闘を祈っています』
・『面接試験での健闘を祈る』

「幸運を祈る」と「健闘を祈る」の違い

「幸運を祈る」「健闘を祈る」は、ビジネスにおいては、いずれも「重要な仕事が上手く行くことを願う」意味で使われる言葉です。

しかし、そのニュアンスには以下のような違いがあります。

「幸運を祈る」は、ビジネスでは「仕事が上手く行くことを心から願う」と、結果が良いことを願う言葉として使われます。

一方の「健闘を祈る」「仕事において、今まで準備して来たことや、自分の能力が充分に発揮されることを、心から願っています」と、結果は別にして、とにかく持てる力が発揮でき、仮に上手く行かなくても、後悔が残らない挑戦が出来るプロセスに重点をおいた言葉と言えます。

もちろん、「健闘を祈る」にも、先に記したように、「その結果として、仕事が上手く行きますように」と言う想いが言外に込められています。

まとめ

「幸運を祈る」「健闘を祈る」は、ビジネスにおいては、いずれも「重要な仕事が上手く行くことを願う」意味で使われる言葉ですが、ニュアンスが異なります。

「幸運を祈る」「結果」が、「健闘を祈る」「プロセス」が上手く行くことにポイントを置いていると言うニュアンスの違いがあるのです。