「参照」と「参考」の違いについての解説です。
「参照」とは?
「参照」は、ビジネスにおいては、書面で分かる資料のような何かのことを意味し、書面でなくとも見てわかれば何でも「参照」というワードで見てわかる何かだということが可能です。
例を挙げますと、人の会話内容で物事を理解するのは、「参照」にはなりませんが、文章や、図にイラストなどがあれば物事が何を指すかわかるという場合は、「参照」となります。
よって、「参照」は、ビジネスにおいては、インターネットブラウザーなどで見てわかる資料のことのほか、書面で記した資料のことを意味します。
「参照」の言葉の使い方
「参照」という言葉は、見てわかる資料を作り、資料を見てほしいという際に「参照」というワードを使用して、資料側を見てほしいと誘導するために使用します。
例を挙げますと、「詳しくは資料を参照ください」といえば、資料側を見てほしいと誘導することができるのです。
なお、見せる資料は、文章で構築されたうえで分かりやすくなるようイラストだったり写真なりを使用していかに見てわかるかということを重点としています。
逆に、見てわからないものを資料だと言い「参照」といっても「参照元」にならないと言われて全く機能していない資料だと言われるので注意です。
「参考」とは?
「参考」は、とりあえず分かればよいという精神で使われるワードです。
そのため、資料を見てわかればよいと考えることもあれば、口頭という形で口で説明して分かればよいという風に考えるのも「参考」です。
なので「詳しくはこちらを参考に」といって、口頭で説明している動画を見せて理解してもらえれば、「参考」という言葉が成立します。
逆に、見てわからない、聞いてもわからない場合、「参考元」が機能していないや「参考元」にならないと言われます。
「参考」の言葉の使い方
「参考」は、とりあえずこれを見て、これを聞いてという際に使用し、見てほしい聞いてほしい何かに誘導するために使用します。
なので、「参考はこちらです」と言えばこちらを見てという意味になります。
「参照」と「参考」の違い
両者の違いは、説明をする際の方法だと定義した場合、説明する方法が異なる点です。
「参照」は、文章や資料を組み合わせて物事を説明したり動画で説明することですが、「参考」は、とりあえず理解できればよいという精神なので、口頭だけで終わる場合もあります。
まとめ
「参照」については、「こちらを参照」といえば、資料などを見てわかってほしいという意味です。
一方、「参考」は、実は、「参照」と同じ意味なんですが、別に相手側に理解してもらう際、完全に理解というものを求めてません。
だから、口頭で説明して理解してもらえれば、一応「参考元」になり得るのです。
両者の違いは、ビジネスにおいては分かりやすさにあり、とりあえず説明だけしてあげようと考えるのが、「参考」でしっかりと説明して理解してもらおうという精神があるのが「参照」でよいでしょう。