「持って行く」と「持って来る」の違いとは?使い方や例文など分かりやすく解釈

「持って行く」と「持って来る」の違い ビジネス用語【二語】

この記事では、「持って行く」「持って来る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「持って行く」とは?

「持って行く」「もっていく・もってゆく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある物を手にして目的地に移動する」という意味で、形あるものを手で抱えて他の場所まで移動することです。

2つ目は「ある物を携えて目的地に移動する」という意味で、直接手にするのではなく、バッグなどに入れたり、後から送った理などして、とにかく自分に付随させる形で移動することです。

3つ目は「ある状態に達する様にする」という意味で、現在の状態をより良い方向に変わる様に働きかけることです。

4つ目は「雰囲気などをさらう」という意味で、人の心を掴み、その場の雰囲気を全て自分中心の状態に変えることです。

上記に共通するのは「一緒にそこから移動する」という意味です。

「持って行く」の使い方

「持って行く」「ある物を手にして目的地に移動する」「ある物を携えて目的地に移動する」「ある状態に達する様にする」「雰囲気などをさらう」という意味で使われます。

動詞として「持って行く・持って行った」と使われることが多くなります。

基本的に、ある物を手にして目的地へ移動することや、ある状態を別の状態に変える様に働きかけることに使われる言葉です。


「持って来る」とは?

「持って来る」「もってくる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある物を手にしてこちらに向かう」という意味で、手土産や書類などを直接手にしてこちらに向かって移動することです。

2つ目は「ある物を携えてこちらに向かう」という意味で、遠くから移動する時に、ある物も一緒に自分の手元に移すことです。

3つ目は「ある状態まで達すること」という意味で、ものごとに働きかけて最終的な状態にすることです。

4つ目は「ある状態を運びこむ」という意味で、運気や巡り合わせなどをもたらすことです。

上記に共通するのは「一緒にこちらに向かってくる」という意味です。

「持って来る」の使い方

「持って来る」「ある物を手にしてこちらに向かう」「ある物を携えてこちらに向かう」「ある状態まに達すること」「ある状態を運びこむ」という意味で使われます。

動詞として「持って来る・持って来た」と使われます。

基本的に、ある物を手にしてこちらに移動することや、ある状態を別の状態まで至らせることに使われる言葉です。

「持って行く」と「持って来る」の違い

「持って行く」「ある物を手にして目的地へ移動すること」「ある状態を別の状態に変える様に働きかけること」という意味です。

「持って来る」「ある物を手にしてこちらに移動すること」「ある状態を別の状態まで至らせること」という意味です。

「持って行く」の例文

・『取引先へ行くのに手土産を持って行く』
・『市役所に申請書を持って行く』
・『会社に傘を持って行く』
・『彼が一発芸で全てを持って行った』

「持って来る」の例文

・『わざわざ寝袋を持って来る』
・『翌日に契約書を持って来る』
・『毎日弁当を持って来る』
・『彼が良い運気を持って来る』

まとめ

今回は「持って行く」「持って来る」について紹介しました。

「持って行く」「こちらから運んで移動する」「持って来る」「こちらに運んで移動する」と覚えておきましょう。