「鉄筋工」と「鉄骨鳶」の違いとは?
それぞれの職業や仕事(ビジネス)を、分かりやすく解説していきます。
「鉄筋工」とは?
「鉄筋工」は「鉄筋屋」とも呼ばれ、鉄筋をくみ上げる職業とされています。
鉄筋は、建物における筋繊維のようなものと言えます。
そのことから、建築する際には、人間の筋繊維のように、鉄筋同士を組み絡み合わせる必要があります。
その仕事を担当するのが、「鉄筋工」という職業なのです。
「鉄筋工」の業務内容
「鉄筋工」の業務とは、どのようなものでしょうか。
「鉄筋工」は、様々な建設の現場で、鉄筋同士を組み上げる役目を担うのが業務の内容です。
そして、組み上げられた鉄筋は、その後にコンクリートで固められます。
しかし、「鉄筋工」が担うのは、鉄筋の組み上げまでです。
このことから、「鉄筋工」の業務内容は非常に専門的なものだと言えます。
なお、鉄筋をくみ上げる業務であれば、建造物は住宅でも、ビルやマンションでも、特になんでもよいと言えます。
「鉄骨鳶」とは?
「鉄骨鳶」は、建設現場で鉄骨同士を組み上げる職業です。
そして、鉄骨を使う建設現場、ビルなど高層建築であることが多いと言えます。
鉄骨はその名の通り、人間で言うところの骨格を意味するものです。
この鉄の骨組みを、ボルトでつないで組み上げていくのが「鉄骨鳶」の仕事なのです。
「鉄骨鳶」の業務内容
「鉄骨鳶」が行う業務とは、どのようなものでしょうか。
「鉄骨鳶」は、建設する際に、鉄骨同士を組み上げる役割を担う仕事です。
「鳶」にも様々な種類がありますが、その中でも「鉄骨鳶」は高所作業が多く、さらにその高さも飛び抜けて高い傾向にあります。
これは、高層ビルを建築する場合にも、鉄骨を組んでいく必要があるためです。
「鉄筋工」と「鉄骨鳶」の仕事の違い
「鉄筋工」と「鉄骨鳶」の仕事の違いはどうなっているのでしょうか。
「鉄筋工」は鉄筋を組み上げていく仕事です。
これに対して「鉄骨鳶」は、高所において鉄骨を組み上げていくのが仕事です。
このことから、二つの仕事はどちらも組み上げていくことだと言えます。
そして、二つの仕事の違いは、組み上げていくのが「鉄筋」か「鉄骨」かという違いなのです。
この二つは、文字通り建物における「筋繊維」と「骨」です。
どちらも建物の重要な部分を担うものなので、どちらの仕事も建設には欠かせないものだという事が分かるはずです。
まとめ
このように「鉄筋工」と「鉄骨鳶」は建設に関わらない人からすれば違いの分かりにくい言葉です。
また、「鉄筋」と「鉄骨」という言葉ですら、聞いただけではイメージしにくいことでしょう。
しかし、どちらも建物を作る上では重要な要素です。
人間おける筋肉や骨、これを組み上げるのは「鉄筋工」と「鉄骨鳶」の仕事だと、おぼえておくとよいでしょう。
