「応接室」と「会議室」の違いとは?使い方や例文など分かりやすく解釈

「応接室」と「会議室」の違いとは? ビジネス用語【二語】

この記事では「応接室」「会議室」の違いを解説します。

「応接室」とは?

訪れた人の対応するための部屋です。

一般家庭にあるものも、会社などにあるものも指しています。

滅多に会わないおじが家にやってきたとします。

おじとの会話に慣れていないので早く帰って欲しいとは思いますが、玄関先で追い返すのは失礼なので、家に上がってもらうことにしました。

この家には、来客に対応するための専用の部屋があります。

そこにおじを案内しました。

もてなすためのイスやテーブルがあり、来客がくつろげるようなインテリアを心がけています。

個人的なものは置いていません。

このような部屋を指す言葉です。

たいていの場合、お茶やお菓子などを出して人の対応をします。

そして、話しなどをします。

ただテレビをぼーっとみているといったことはしません。

テレビをぼーっとみているだけでは、来客の対応をしているとはいえないでしょう。

会社にあるものものも、イスとテーブルがあり、訪れた人にくつろいでもらえるようになっています。

お茶やお菓子を出すことも一般家庭と同じです。

「会議室」とは?

人が集まって物事を決めるための話し合いをする部屋のことです。

一般家庭にはなく、普通は会社にあります。

部屋なので、建物まるごと1つのことではなく、建物の中の仕切られた空間を指しています。

この部屋には、話し合いができるようにイスやテーブルが用意されています。

立ったまま長時間話し合いをしていては疲れてしまうので、座って話し合うのが一般的です。

また、スライドなど物事を説明するために必要なものが用意されている場合もあります。

この部屋を貸し出しするサービスもあります。

必要なときだけ使用することが可能です。

プロジェクターやマイクなどが用意されており、利用者側が用意する必要がなく、コストの削減につながります。

本来は物事を決めるための話し合いをする場所なのですが、ここでお弁当を食べたり、試験を行ったり、アンケート調査を行ったりなどすることもあります。


「応接室」と「会議室」の違い

部屋という点では同じですが、使用目的が異なります。

前者は訪れた人の対応をするための部屋です。

会話をしますが、何かを決めるための会話だけでなく、世間話などをすることもあります。

後者は人が集まって話し合いをする場所です。

話し合いをする人は、会社内の人だけであったり、外部の人も交えていたりなどさまざまです。

「応接室」の例文

・『応接室に案内する』
・『応接室をしばらく使っていない』
・『応接室の窓を開けて換気をする』
・『お客さんに応接室で待っていてもらう』

「会議室」の例文

・『会議室が使われていた』
・『会議室に部下を呼ぶ』
・『会議室の清掃をする』
・『会議室の電気がつけっぱなしだ』

まとめ

どちらも何かをするための部屋ですが、何をするのかという点に違いがあります。

一方はやってきた人の対応、もう一方は物事を決めるための話し合いをする場所です。