この記事では「何かありましたら」と「何かございましたら」の違いについて解説をします。
「何かありましたら」とは?
物事が起こったらといった意味です。
「何か」は、はっきりでできない事柄を指す言葉です。
「飲み物を何か口にしたい」のような使い方をします。
この場合は、何かはお茶のことかもしれないし、水のことかもしれないし、はっきりとこれとは定めていません。
「あり」は「ある」のことで、存在する、事が起こるという意味を持っています。
「まし」は「ます」のことで、敬意を表す語です。
「たら」は、実現していない事柄を仮に実現したと想定していう意があります。
「何かありましたら」の使い方
この言葉は、はっきりとはしない事柄について「何か」と指して、その事柄が起こったのならと仮定をして話を進めるときに用います。
「たら」の後に続く言葉はさまざまです。
たとえば、「ご連絡ください」「お申し付けください」「ご連絡いたします」などです。
話し手が何かをする場合にも、聞き手に何かをお願いしたり、行ってもらったりする場合にも用いることができます。
後に続く言葉を丁寧にすれば、目上の人に対して用いても失礼ではありません。
「何かございましたら」とは?
物事が起こったらといった意味です。
「何か」は、はっきりしない事柄を指す言葉です。
「ございまし」は「ございます」のことで、「ある」の丁寧な表現になります。
「あります」よりも丁寧な表現の仕方です。
「たら」は、実現していない事柄を仮に実現したと想定していう意があります。
「何かございましたら」の使い方
この言葉は、まだ実現していない事柄が起こったらといった意味で用います。
この言葉の後には、さまざまな言葉を続けることができます。
何かがあったらなので、何もなければ、求めている事柄は行われません。
何もなくても何らかの行動をして欲しいときには、この言葉は用いません。
丁寧な表現を用いているので、目上の人や取引先の人、お客様に対して用いることができます。
「何かありましたら」と「何かございましたら」の違い
どちらの言葉も、何かのことが起こったらといった意味を持っています。
違いは丁寧さで、後者の方が丁寧ないい方です。
目上の人や取引先の人に対して用いるなら、後者が適切です。
その後に続く言葉は、どちらも同じようなもので、この点には大きな違いはありません。
どちらも、丁寧な言葉を続けます。
続く言葉が丁寧であれば、目上の人に対して使用できます。
まとめ
2つの言葉の意味に大きな違いはなく、丁寧さに違いがあります。
はっきりしない何らかのことが起こったらといった意味で用いる言葉です。