「遺品整理士」と「遺品査定士」の違いとは?職業や仕事(ビジネス)を分かりやすく解釈

「遺品整理士」と「遺品査定士」の違い ビジネス用語【二語】

「遺品整理士」「遺品査定士」の違いについての解説です。

「遺品整理士」とは?

「遺品整理士」は、故人の所有していた所有物が不用品という形で大量に不法投棄されないよう回収するのがお仕事です。

つまり、故人が所有していたものがゴミとして大量に廃棄されるという問題から生まれたのがこのお仕事で、かつ遺品の投機を家族で行うことができないという問題から代理で遺品を整理して廃棄するのが「遺品整理士」の業務内容になります。

「遺品整理士」の業務内容

「遺品整理士」は、亡くなった方の家族や、亡くなった方がいるマンションなどの借家の管理人からの依頼で個人の所有物を回収することが業務です。

そのうえで、回収した所有物については、リサイクルという形で再利用したり廃棄という形を取ります。

なお、回収という形の個人の所有物は、必ず確認を取ったうえで、不要なものであると判断された物のみを回収するのが「遺品整理士」の本来の仕事で、頼まれていない、回収してはいけないといわれた商品を勝手に捕っていく行為は盗人であるとされ、警察に対して通報する案件になるので悪徳な「遺品整理士」の存在も確認されています。


「遺品査定士」とは?

「遺品査定士」は、故人の方の所有物を買取して現金に変え、対象の家族に返還することを業務内容としています。

この仕事は、遺品を買取して自己の所有物にしたうえで遺品を第3者に販売することで収益を得る点です。

なので、第3者に販売することを含めると買取事情やマーケットに精通している必要があり、トラブルになるケースも割と多い職業です。

なぜなら、買取額の問題のほか、高額な遺品しか買取しないなどの問題があり、トラブルになるケースがあります。

「遺品査定士」の業務内容

「遺品査定士」の業務は買取業務が主で遺品を買取してから市場で遺品を第3者に提供することまでが業務です。

なので、買取が成立してから再度遺品を市場に流通できるよう修理やメンテナンスまでを行うのが業務内容になります。

「遺品整理士」と「遺品査定士」の仕事の違い

両者の違いは、遺品を回収という扱いで第3者に変わり整理することを目的として活動しているか、買取という形で第3者に対して遺品を提供して役立ってもらえるよう活動するかです。

「遺品整理士」は、回収が目的、「遺品査定士」は買取して市場に流すのが目的になります。

まとめ

「遺品関連」については、整理士であれ、査定士であれ、遺品が粗大ごみになることは望ましくないということから生まれ、「遺品査定士」は、買取したものを再利用することを目的にしているため、ビジネスでの買取だといえます。

一方、「遺品整理士」はリサイクルを考えているのであくまで粗大ごみという形で遺品が捨てられないというだけです。

両者のお仕事は、遺品を粗大ごみにしないでリサイクルするという考えで構成されています。