「お休み」と「骨休め」の違いとは?
ビジネスでの使い方や例文など分かりやすく解説していきます。
「お休み」とは?
「お休み」は「仕事などを休むこと」を意味する言葉です。
これは、それ以外にも「休暇」を示したり、寝る前の挨拶としても使用されています。
ここでは接頭語に「お」を付与することで「お休み」にしています。
これは美化語と呼ばれるもので、「休み」とするよりも丁寧な言葉とされているのです。
なお、ここでは「休み」に対して美化語を使用していますが、「お」を付与する使いかたは様々な応用が可能です。
「骨休め」とは?
「骨休め」も「休むこと」を意味する言葉です。
しかし、体の基本となる「骨」を休めるということから、しっかり休むことを意味する言葉と言えます。
そのため、ちょっとした休憩などを示すよりも、体の芯から疲れを取るようなイメージで使用されることが多い言葉です。
ここには明確な基準やルールはありませんが、前述のような傾向があることは認識しておくとよいでしょう。
「お休み」と「骨休め」の違い
それでは「お休み」と「骨休め」の違いは何でしょうか。
どちらも「休むこと」を意味する言葉です。
しかし、二つの言葉には「休む程度」に差異があります。
「お休み」は、特に程度に対する形容がない言葉と言えます。
これに対して「骨休め」は強い程度の休みを示す言葉です。
そのため、「休むこと」を示す場合には、特に意図がなければ「お休み」を使うとよいでしょう。
しかし、「しっかり休むこと」を強調したい場合は、「骨休め」という表現を使用するとよいのです。
二つの言葉を使い分けるための明確な基準はありませんが、「休む程度」に差異があることに注意するとよいでしょう。
「お休み」の例文
ここでは「お休み」の例文を挙げていきます。
「お休み」は「休むこと」の意味で使用するとよいでしょう。
・『しっかりお休みしてください』
・『そろそろお休みいただきたいと思います』
・『そろそろお休みをいただきたいと存じます』
・『お休みは非常に大切です』
「骨休め」の例文
ここでは「骨休め」の例文を挙げていきます。
ここでは「お休み」を使用するよりも、「しっかり休むこと」が強調されることに注意しましょう。
・『しっかり骨休めしてください』
・『そろそろ骨休めしたい気持ちです』
・『温泉で骨休めをするとよいでしょう』
・『骨休めは非常に大切です』
まとめ
このように「お休み」と「骨休め」は、どちらも「休むこと」を意味する言葉です。
しかし、「お休み」と「骨休め」は、休みの程度を強調するか否かで違いのある言葉なのです。
自分が表現したい状況や文脈に応じて、上手に使い分けるとよいでしょう。