「心より願っております」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「心より願っております」とは?
はじめに「心より願っております」の意味を解説していきます。
「心より」は「心の底から」という意味で使用されます。
これは、何らかの感情を強調するための言葉です。
また、「願っております」は「願っています」を謙譲語で表現したものです。
これは分かりにくいですが「いる」の部分を謙譲語の「おる」にしているのです。
これらのことから、「心より願っております」は「とても願っている」を丁寧な言葉で表現したものだと言えるのです。
「心より願っております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「心より願っております」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社で大規模な案件が開始したとします。
そしてあなたは、その案件に参画したいと考えました。
しかし、その案件には選考過程があったのです。
そしてあなたは、上司から今の気持ちについて質問されました。
このような場合には、「なんとか選抜されるように、心より願っております」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分の願う気持ちを敬語で丁寧に表現できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、語尾にあります。
「おります」は謙譲語表現です。
そのため、敬語の中でも丁寧さのレベルが高いものなのです。
このような謙譲語表現は、身近な相手への日常会話には使わないほうが良いでしょう。
とくに「おります」は、謙譲表現と気が付かずに使用されることも多いので、特に注意が必要だと言えるでしょう。
「心より願っております」を使った例文
ここでは「心より願っております」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、先に何か言葉を加えるような使い方も可能です。
・『心より願っております』
・『合格を心より願っております』
・『明日にでも実現する事を心より願っております』
「心より願っております」の類語や敬語での言いかえ
それでは「心より願っております」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「心より願っております」の類似表現
まず「心より願っております」の類似表現について解説します。
「心より」は「心から」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「心より願っております」の敬語表現
つぎに「心より願っております」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「心よりお祈り申し上げます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「心より願っております」は、自分の願いを表明する際に使える定番フレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。